アリガトウ… part2

#61 ページ22

隆二「……それって 彼氏にしてくんないってこと？？」





A「……コクッ…」


あたしは小さく頷いた




隆二「………なんで…だよっっ…」




ここで、あたしが隆二の彼女になって


NYに行き、遠距離…


いつ会えるかなんて 分からない



そんな状況でも
彼氏として縛ってしまうようで


辛い思いをさせてしまうのが

怖い


あたしがいない間に 素敵な人が

現れるかもしれないし、




その時は 新しい恋愛をして欲しい…



A「…縛りたくない。……」






隆二「…縛られねえよ。 Aの帰りを待ってるだけだよ、何がいけないの？」




あたしは この状況で離れる事に


自信がなかった…





A「…1年…それ以上になるかもしれないんだよ。 待たせる訳にはいかないよ…
……あっち(NY)で仕事に 集中したい…」



もちろん、100パーセント 本音ではなかった



でも待たせてるという 事実がない方が


会えなくても 少しは楽なのではないかと


この時は 思っていた……




隆二「……分かったよ。じゃあ待たない…
でも、オレの気持ちは絶対に変わらないから
….…」





A「……ッっ…」泣





隆二「…もう 泣くなよ。 その顔…忘れらんなくなるじゃん……」



そう言って 両頬を優しく包みこんで



涙を拭ってくれた


そして そのまま…隆二の唇が


あたしの唇と重なった……




『/////////////」



優しい 優しい キスだった




A「……っ/////」照





隆二「…そういう顔は いっぱいしていいよ///
… 」笑





A「…バカ///」



隆二「…なあ、引っ越し…しなきゃダメ？
NY…出発まで 一カ月くらいだろ？
…だったら せめて それまでは…」




隆二side〜



待ってて欲しくないなんて


言われるとは思わなかった…



Aの彼氏として 離れていても



支えてあげたいし、待っていたい


それがオレの本音。




残された時間、少しでも一緒にいたい…




A「隆二… 引っ越しは するよ。」






隆二「…なんで…？ 一緒にいたくねーの？」




A「…居たいよ。…今一緒にいたら

離れる時 辛くなる…。だから…。」





隆二「………オレ 泣きそうなんだけど。」





A「…ヤダよww」



ギュッ///


今度は Aから ギュッとしてくれた…


だめだ…好き過ぎる…

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