CHAPTER31 紫ヘルメット2 ページ33
syp視点
朝、静かなうちにご飯を食べてしまおうと食堂に向かっているとき、フラッフラなAを見つけた。
そういえば最近、Aは部屋にこもってなかなか出てこなかった。
4日くらい出てきてない。
久々に見れたと思えば足は千鳥足。
目は赤く、隈を作らせている。
まるで4徹目のトントンさんみたいやわ…
そんなことを思いながらAとすれ違う瞬間、
A『シ…ッピ…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ………』
『ｸﾊｧｯｯ…』
自分の名前が呼ばれた気がして振り返るとそこは
吐血し、衰弱しきったAがいた。
syp「おい！おい！」
声をかけても起きやしない。
幸いにも息はしてるがその息も虫の音
急いで抱きかかえ医務室に連れて行く。
syp「っ！お前っ…死ぬなよ！俺に好きって言うまで…死ぬなよっ！」
走った衝撃でこんなにも体が上下しているのに反応もなく、体に力がはいっていない。
医務室の前につくなりドアを蹴飛ばし、ベッドに寝かせる。
sn「どうしたん…？ショッピくん…って…」
いつものほほんとしているしんぺい神の顔色がはっきりと変わる。
sn「喋ってる場合やないわ…」
急いで立ち上がり、人工呼吸器を持ってくる
手際よくつけ、呼吸が軌道に乗り始めたのを確認し一息つく。
sn「ショッピくん…Aはどこで見たの？」
カルテを見ながら淡々と質問してくる。
syp「確かあそこはAの部屋の前を少し行ったところやったと…」
その時の状況を必死に思い出す。
一生懸命すぎて、どこだったかは正確に覚えてない。
sn「A…たぶん寝てない。ご飯も食べてない。水分はとってたっぽいけど…」
深刻そうな表情を浮かべカルテを見ながら話す。
syp「たしかに…ずっと部屋から出てこなかったんすよ…最近…なにしてたんだ…？」
あまり深く気に留めていなかったのをとても反省している。
sn「最近変わったこととかなかったの…？」
のほほんと生きている俺には数日前のことなんて覚えているわけがない。
けど、
syp「トントンさんが日中、城内を歩いているんですよ…」
sn「なにか関係しているのか…？」
二人共頭を抱え考える。
するとAが起き上がった。
sn「うそ…そんな…なんでしっかり起きちゃってんの…？」
二人が目を見開き、Aを見ていると
A『あの…部屋に返してもらえませんか…？』
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金柑(プロフ) - うぇ！2000hit超え！すげぇ！まじか！皆さんホントに…ありがとうございます！良ければコメント、評k（（殴 (2021年5月23日 23時) (
レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
金柑(プロフ) - みんな！感想をおらに！くれぇっ！（はぁ、生意気なこと言ってしまいすみません。でも、評価だけでも…（（殴 (2021年5月19日 22時) (レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
金柑(プロフ) - 遅くなってしまいすいません。指摘ありがとうございます。直させていただきました。 (2021年4月12日 21時) (レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金柑 | 作成日時：2021年4月7日 0時
