鈍感な気持ち ページ5
「隼人くん、隼人くん。尽八ってもしかして山神の東堂尽八くん??」
「ああ、そうだよ。もう1人は尽八」
……オレんときと反応違いすぎねぇか、こいつ。
ベプシが入ったグラスを握って一気に飲み干した。
「なんだ、A。尽八に会いたかったのか??」
「え…いや、そういうんじゃないけど…」
Aは若干前屈みになった身体を元に戻した。
「あ、Aの分もドリンクバー頼んであるんだ。取ってこいよ。ついでに靖友の分も」
新開はオレの空になったグラスを見て、オレの分も付け足した。
「あ…えと、何、飲みますか??」
「ベプシィ」
オレがそう答えると、オレのグラスを持って席を立った。
「靖友、どうだAと会った感想」
「ハァ??どーもこーもねぇヨ」
Aが席を立った途端、新開が面白そうなものを見るように前のめりになってくる。
うっぜ。
「A、今はちょっと怯えてるけど、靖友の良さがわかれば打ち解けてくるさ」
新開はオレにバキュンポーズを決めてきた。
さらにうっぜ。
つーかまだそれやってんのかヨ。
「ハァ!?てめーは何言ってんだ、ボケナス」
新開は目を丸くしていた。
「え、いや、靖友、好きなんだろ??Aのこと」
「はぁァァ!?好きじゃねぇよ!!あんな女!!バァカ!!バァカ!!!」
オレは立ち上がって新開の胸倉を掴みあげる勢いで顔を近づけた。
福チャンはいつものことだというように、鉄仮面ヅラ。
この険悪の中、オレのベプシと自分のなんだか知らねぇピンク色の液体が入ったグラスを持ってAが戻ってきた。
「え…えと…??」
「気にするな、A」
福チャンが久しぶりに口を開いた。
Aが来てから初めて喋ったんじゃねぇのォ??
「何の話??」
「っせ!!おめーに関係ねぇヨ!!」
ついつい新開に返すような強い口調で言うと、Aはわかりやすいくらい肩を震わせた。
「あ…ごめんなさい。荒北さん、これ、ベプシです…」
オレの前にベプシが入ったグラスを控えめに差し出す。
「寿一くん、隼人くん…ちょっとお手洗いに行ってくるね」
Aはソファに置いてあった自分のショルダーバッグを持って、便所のある方に歩いていった。
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桜音姫(プロフ) - 完結になってますけど、BADENDってことですか？ (2018年9月14日 18時) (
レス) id: 1b05663279 (このIDを非表示/違反報告)
poipoiaya(プロフ) - ひかるさん» いつも読んでいただきありがとうございます!!今回も楽しめるように精一杯頑張ります(^-^)よければ最後までよろしくお願いします!! (2017年11月22日 17時) (レス) id: 48d81e0108 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - こんばんは^^更新お疲れ様です^^今回も楽しく読まさせて頂いています♪今後の展開楽しみです^^無理せずに更新頑張って下さい♪ (2017年11月22日 0時) (レス) id: 3d465a31eb (このIDを非表示/違反報告)
poipoiaya(プロフ) - わかばさん» コメントありがとうございます!!拙い文章を読んで頂いて嬉しいです!!励みになります♪これからも更新頑張りますので、よろしくお願いします(^O^) (2017年11月4日 14時) (レス) id: 48d81e0108 (このIDを非表示/違反報告)
わかば(プロフ) - 2話しか読んでませんがとてもドキドキしました。今後の更新楽しみにしております！ (2017年11月3日 22時) (レス) id: e0dcf6ed7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唖耶 | 作成日時：2017年11月3日 19時
