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兵士が話している。
「最近、街の人売りんとこに大物がぶち込まれたんだって？」
「らしいな。なんでも、ソイツが出た戦争は、そりゃあ酷え有様だったらしいぜ。」
「酷え有様？どういうことだよ。」
「何にもなくなるんだ。」
「…はぁあ？何言ってんだ？」
「分かれよ、あんまり喋りたくもねえような惨状ってことさ。」
「まさか、人が消し飛ぶ…とかいう胸糞悪りぃの
じゃねえだろうな…。」
「信じたくなけりゃ忘れろよ。俺だって半信半疑さ。」
「消し飛ぶってことは、核でも使うのか？」
「俺もそう思ったんだが、ソイツから押収された武器の中に、核の関係のものは無かったらしい。ま、手榴弾やら豊富な銃やら、物騒なもん持ってたらしいけどな。どうすれば消し飛ぶんだか。」
「ガセじゃないのか？誰から聞いたんだよ。」
「ソイツの監視役に任命された俺のダチだよ。俺はあいつが嘘をつく奴とは思えないんだよ。」
「知らねえよ。」
「だってよ、それまで軍の厳しい訓練に文句も言わなかったような奴が、顔色変えて話してきたんだよ。浅黒い肌なのに、顔が青いんだ。分かるか？」
「知らねえって。それよか、お前にそんな危ない奴を任せられる優秀な友人がいるとはな。」
「うるせえ。どうせ俺は下っ端だよ。」
「最近は戦争ばっかだな。俺らもついに戦争に参加出来るかもしれねえぜ。」
「全くだ。……おい、総統だぞ！」
「書記長もいらっしゃるな。街へ行くのか？」
「総統と書記長が直々に行かれるなんて、何があるんだろうな。」
「それはそうと、１つ気になったんだが。」
「ん？」
「そんな危ねえ奴を、人売りはどっから入手したんだ？」
「詳しい事は知らねえけど、どっかの戦争で、頭をぶち抜かれたらしいんだよ、ソイツ。」
「ふん。…は？」
「ただ、死ななかったっぽくてな。流石に意識が飛んだらしく、それを敵国がやっとのことで拘束したんだと。ただ、牢屋に入れといても、その見張りが何らかの原因でみんな死んでいくんだよ。」
「ま、待て。頭抜かれて何で死なねえんだ？」
「知らねえよ、んなもん。もしかしたらなんか能力でも持ってんじゃねえのかっつって、噂が流れてた気がしたけど。」
「全部ガセにしか聞こえねえな。…で？」
「やっぱ気になるんじゃねえか。…で、気味の悪くなったその国が、ソイツを人売りに押し付けたのさ。その後も何人か人売りは死んでるっぽくて、この国に来たらしい。危険だから、最初の管理は軍でやったんだとさ。今は人売りが管理してる。」
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ぽいぽい(プロフ) - 桜エビさん» わあい！(乗るな)(終わり所が探せない) (2020年1月16日 21時) (
レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
桜エビ(プロフ) - レスありがとうございます(〃・д・) -д-))ﾍﾟｺﾘﾝ この小説大好き☆(気持ちわりぃ) (2020年1月16日 16時) (レス) id: 079fa85f33 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - 桜エビさん» ありがとうございます！好きだなんて…やん//(は？)コメントいただけてとても嬉しいです！ (2020年1月16日 0時) (レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
桜エビ(プロフ) - 語彙力皆無なので分かりにくいとは思いますけど.......好き(キモ)え....... (2020年1月11日 19時) (レス) id: 079fa85f33 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - momoさん» 読んで頂き、コメントも下さってありがとうございます。精進します。 (2019年12月9日 19時) (レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽいぽい | 作成日時：2019年2月9日 23時
