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「…今まで黙っててごめん。
もっと早く、別れるべきだった。
翔ちゃんは…
俺みたいな汚いやつじゃなくて、
もっといい人、探してね…」
涙が出てくる。
翔ちゃんはまだ隣に座っているのに、
遠くにいるような気がして。
自分の告白が、その距離を作った。
「…ごめん、俺…用事思い出した…
また、連絡する…から、じゃあ!」
そう言って、
翔ちゃんは、個室から出て行ってしまった。
やっぱり、引くよね。
人、殺してるやつなんか、嫌だよね。
これでいいよ。
翔ちゃんには幸せになってほしい。
死ぬ前に、翔ちゃんに会えてよかった。
12月24日…俺の命日まで、
あと2週間。
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作者名:紅碧 舞 | 作成日時:2014年12月16日 17時