貴方の側にいたい。【Ｎ.Kaito】 (ページ4)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:32,088 hit

4 ページ4

～あなたside～

聞いてない。

こんなの、聞いてない。

１ヶ月後、東京に着いて、

おばさんが指定した場所へと向かった。

帽子を深く被って、マスクを上へあげる。

やっぱり東京は怖い。

でも……

トラウマを克服するために東京に来たんだから。

おばさんの指定した場所は綺麗なビル。

でも、上に書いてある文字に固まる。

『ジャニー……？……ジャニーズ……？

…………ここってジャニーズの事務所……？』

待って、なんでこんな所に？？

とりあえず着きました。と連絡する。

しばらくするとおばさんが下に来て、

歩きながら説明するね、と言った。

『おばさん……ジャニーズって……、あの……

アイドル……ですよね、男性の……』

社「そう。今日あって欲しいのも

ジャニーズのJrのグループなの。」

『え、あの、……私が、……苦手なの、

知ってますよね…………？』

社「知ってるわよ。

……だからこそよ。Aちゃん。

あなたは怯えすぎてる。

それを克服しない限り、東京なんて到底無理。」

そうこうするうちに会議室前に着く。

中で男の人数人が話してる声が聞こえる。

「あ、…………新メンバー！」

「もう…………十分だわ。」

「でもさ……シェアハウス…………それでしょ」

あ、ダメだ。

怖い。

1人でも怖いのに、何人いるんだろ。

社「Aちゃん。

…………男性恐怖症。

治したいんでしょ？？」