○ ページ6
〜Aside〜
補聴器が外れてしまってパニック状態になった私は
過呼吸と震えが止まらなくなった。
酷い耳鳴りがする中で誰か。
恐らくぶつかってしまった男性だろう。
彼が背中をさすってくれていた。
とりあえず補聴器がないと落ち着かない。
耳がいたい。
怖い。
涙で色しか分からない視点で何かが動いた。
涙を落として見ると私の補聴器が差し出されていた。
助かった。
急いで耳に取り付ける。
震えていて遅いだろうけどとりあえず早くつけたかった。
耳鳴りが柔らかくなって私も少し安心する。
しかし過呼吸は止まらなくて
止め方も忘れてしまった。
そ「…とりあえずそこ。俺ん家においで。
落ち着くまでいていいから。」
驚いた。こんなに聞き取りやすい声。
そらるさんの声に似ていて低くて優しい声。
私は必至に頷いた。
未だに背中をさする手は凄く優しくて。
彼の家に着く頃には過呼吸は落ち着いていた。
彼の家に着いたらしく言われた通りに動いた。
そ「ちょっとここに座ろっか。」
お水を貰い会釈をしてから飲む。
…美味しい。
少し汗をかいたから喉が渇いていた。
震えも止まりここで初めて彼の顔を見て話しかける。
『…あ、あの…ありがとうこざい…。』
_____あれ？
そ「あぁ。喋れるんだね。よかっt……ん？どした？」
まさかとは思った。
たしかにさららさんの声のように聞き取りやすいと思っていたが
この眠たそうな顔。
間違いなく。
.
.
.
______そらるさんだ。
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ちょこ - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (2019年12月1日 22時) (
レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
華恋(プロフ) - のぞみさん» ありがとうございます！！ (2019年5月17日 23時) (レス) id: bb8f384864 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ(プロフ) - はじめてコメントさせていただきました！そらるさんのあんまり見かけなかったから、読ませて頂いたら好きになりました。続編期待です！！！ (2019年5月17日 22時) (レス) id: b153d7ff0a (このIDを非表示/違反報告)
華恋(プロフ) - 超さん» いやwwwwそんな夢小説あったらちょっとカオスwwww (2019年5月10日 21時) (レス) id: bb8f384864 (このIDを非表示/違反報告)
超 - タイトルからしておばあちゃん夢主かと思いました…！ (2019年5月10日 20時) (レス) id: 34c6850699 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華恋
| 作成日時：2019年5月8日 20時
