年下なんてダメですか？【raul】

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ラウールside



めめがA先輩の隣にいた、


やばいぞ、ピンチだラウール。




めめは本当にかっこよくて背が僕と同じくらい高くて運動できて優しくて。かと思ったらバカで天然っていうギャップまで兼ね揃えている。




A先輩と付き合ってるのかな、、


でも初めてA先輩を見た時は塩顔イケメンと一緒にいたからそっちの可能性もありえる。



どっちにしろピンチだ。かなり焦っている。



同時にこんなにもA先輩のことについて考えている自分に驚く。







.







俺、好きなんだなあ、A先輩のこと。









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次の日。





女1「ラウールくんLINE交換しない？」


女2「ラウールくん連絡先教えて！」


女3「ラウールくんかっこいいね！」



僕は結構話したことの無いクラスの女子に囲まれることが多いけど、正直その子たちに興味はないしただでさえ人見知りな僕にとっては一苦労だ。


適当に流したり連絡先はパパッと教えたりして逃げる日々。




そんななか、今日から僕は戦に出る。


アタック作戦開始！



僕の所に向かってこようとする女の子から逃げるように教室を出てA先輩がいるであろう食堂に行く。





見つけた。









仲の良さそうな女の子と一緒に食堂で並んでるA先輩の元に行き、声をかける。





「A先輩。2人で一緒に食べませんか？」



驚いた顔も可愛いな、笑



貴「え！ラウールくん！いいけど、」



そう言って隣にいる友達を伺うA先輩。




れ「あ、私は彼氏と食べるからA行ってきな！じゃあね！｣




貴「ありがとうれな。ラウールくん急にどうしたの？」




「僕、今日から頑張ろうと思って！」



貴「ん、何を？」



「ま、そのうちわかります！」





そんなこんなでお昼を変え終えた僕達は席に着いて喋りながら食事をする。



「A先輩、彼氏いますか？」


唐突にそう聞くと、コホコホと咳き込み、「いないよ」と言って笑う先輩。



「え、ほんとうですか？めめとも塩顔イケメンとも？？よかった安心〜。」


貴「うん、蓮も翔太くん？も友達だよ(笑)」



それにしてもなんで安心、？とでも言うような顔をするA先輩だけど、この人鈍感なんだろうなあ、。





「じゃあそれ、僕が立候補してもいいですか？」

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