年下なんてダメですか？【raul】

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貴方side








いつだったかな？





君が目の前に現れた日。





たしか、彼の入学式の次の日だったかな？







のんびり歩いてたら遅れちゃいそうでいつもよりスピードを少しあげて歩いてた通学路の朝。







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「やっぱり！あの、名前なんて言うんですか？｣








後ろからトントンと肩を叩かれ声をかけられた。









「花宮Aです、。？」







「A先輩！！僕、昨日この学校に入学したラウールって言います！本名は村上真都ラウールって言うんですけど長いんでみんなラウールとかラウとかよびます、笑 よろしくお願いします！」







まだ黒髪の君に、初めて声をかけられた。



では！なんて言って前にいる友達の元へ走り去って行った君。



女の子や男の子に囲まれて人気者そうな君。









そのときは、イケメンだなーとか、なんで私に話しかけたんだろ？とか、そんなふうにしか思っていなかった。







あとから噂で聞いた、割と偏差値は高めのこの公立高校を首席で合格したほぼ足のハーフイケメンらしい。

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