｢黒執事｣ツンツン主人と溺愛執事ときにミサイル (ページ4)

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第3 Happy Birthday ページ4

ワンワン！！

「セバスチャンの声だ！お父様達の部屋の方からだ！」

「行こう…」

思い扉を2人で開くと目の前には

転がったセバスチャンの姿

「セバスチャン！なに！？どうした！？…？濡れて…」

ベッタリと弟の両手には真っ赤な血

その隣で俺はひとり口を開きながら目を見開いた。

「お、お父様…？お母様？…？な、なんで…」

そこには俺の両親が血を流しながらそこに寝ている

わなわなと涙が込み上げると共に声がかすれた。
異変に気づいた弟がこちらに視線を向ける

「ルーク…？な、何？どうし…っ！？お…ｯ！お父様ッ！！お母様ァ！！」

弟の視線には転がる弟の両親。

弟と俺は転がっている両親に歩み寄るが返事はない

大好きな母大好きな父

変わり果ててしまった姿に涙が止まらない。

「嘘だ！こんなの…こんなの嘘だァｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！！」

狂ったように泣き叫んでいる俺に対して弟は叫びながらその場から飛び出してしまった。

「あ…ああ…うぅ…泣いたって…変わらないよな…」

ふらふらと立ち上がりお父様のピアスをとるとそれを飲み込み俺はフラフラしながら弟のあとを追った。

「…シエル…弟…どこにいるんだよ…」

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血塗れの衣装

周りは荒れ果て死体が転がる。

「ｯﾂ!！」

突然、後ろから衝撃が走り俺の意識はそこで消えた