太宰さんが一ヶ月だけポートマフィアの幹部に戻るそうです。【番外編────リクエスト募集中】

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ある日の昼下がり、


「……Aさん、最近大丈夫ですか？」


そう訊いてきたのは可愛い年下、敦君で。


「大丈夫だよ。」


心配させる訳にもいかず、そう答えた。


そう、何かを隠そう最近私は命を狙われている。



風もないのに上から植木鉢が落ちてきたり、
お茶に毒が盛られていたり、
暗殺者と思わしき男に殺されかかる。


なんてことがあった。



頑張るな〜というちょっとした関心の気持ちもあるが、面倒いからやめて欲しいと言う気もある。



「A、せっかくならこのブームにのって私と一緒に心中するかい？」


「あと58年経ったらね。」



治のいつものお誘いを適当に流し、仕事に戻ろうとすると、


「……太宰、A。お前ら2人、次の仕事に着いてこい。」



いつもと違い、神妙な顔をしている乱歩さん。
その顔を見て一瞬だけ治は黒い目を見せるが、すぐにふざけた声で“はぁい”と頷いた。

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