第7話【過去編3】 ページ9
あの後私は名前を聞いてから家に戻った。
どうやらあの子の名前は“萩原A”と言うらしい
あの日からもう数日経っているが、
私の頭はあの子の事が忘れられない。
今までで、こんなにも頭に染み付いて忘れられなかったのはあの子が初めてだ。
今まで、こんな事なかったのに…
全部あの子の、Aの所為だ
そう思い過ごしても、私の気は晴れずにモヤモヤしたまま…
あの子に会えばこの感情の答えが分かるかな…?
なんて、考えながらあの子の家に向かう。
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家に着き、一応インターホンを鳴らす。
出てきたのは体だけはでかい頭の悪そうなおじさん。
“Aに会いに来た”
そう言ってもおじさんは“うちにはそんな奴いねぇ”とだけ言ってドアを閉めてしまった。
まぁ、私もそんなに上手くいくとは思っていない。
プランBとして、裏口からピッキングして入り、
とりあえず前に来た時の部屋を探す。
暫く歩いているとある部屋から怒鳴り声が聴こえてきた。
怒鳴り声が聴こえる部屋の前に立ち、聞き耳を立てる。
……中からは私の神経を逆撫でするような声が聞こえた…
「いつの間に、男なんかと知り合った、!!この雌豚!!誰がここ迄育ててやったと思ってる!?あの餓鬼とここから逃げ出そうったってそうはいかねぇからな!!
お前みたいな薄気味悪りぃ奴はここで死ぬまで
ご主人様の機嫌を取りながら尻尾を振るのがお似合いなんだよ!!」
そんな薄汚い声の後に数発殴った音と
痛みに堪えるような声が聞こえた。
おじさんはそれに満足したのか私に気付かないまま部屋を出ていった。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 19時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
山猫(プロフ) - 抹茶さん» ありがとうございます。同じくヤンデレ太宰さんが大好きな山猫です。これからもコツコツ更新頑張ります! (2018年11月21日 17時) (レス) id: 227b6b53a3 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - 初めまして、お話一気読みした者です。ヤンデレな彼がたまらなく好きなので読んでる時凄くピンポイントで来てキュンキュンしっぱなしでした。これからも大変だとは思いますが応援させて下さい! (2018年11月21日 9時) (レス) id: 59217b1500 (このIDを非表示/違反報告)
山猫(プロフ) - 桜鈴ミクさん» ありがとうございます!太宰さんの泣き顔を見たくて作った作品なので驚いてくれて嬉しいです!更新頑張ります!(桜鈴ミクさんも作品頑張ってください!ヤンデレ太宰さん好きなので続き楽しみにしてます!) (2018年11月17日 23時) (レス) id: e142fa787b (このIDを非表示/違反報告)
桜鈴ミク(プロフ) - 俺の作品のコメントでビビッと運命(?)を感じてしまいまして来ちゃいました!凄く文章を作るのが上手いですね!普段の太宰さんが泣いているというところで少し驚きつつ照れました((更新頑張ってください!応援しています! (2018年11月17日 23時) (レス) id: 9e19b23408 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山猫 | 作成日時:2018年10月27日 20時