Q.35 ページ36
「開けてみてもいい？」
「おう」
リボンを解いて箱を開けた。
「わあ！」
そこにはキラキラと銀に輝くネックレス。チェーンにはリングが通されていて赤いストーンが光った。
チェーンを摘んで持ち上げると、リングがクルリと回りストーンがキラリと輝く。
「綺麗…！かわいい！！ありがとうエース！！」
「おうっ！」
ニシシと笑ったエースは、徐に自分の首元から何かを引っ張った。
「それ、おれとお揃い」
エースの首には私と同じネックレスが光っていた。
「うそ…ペアリング！」
「何にしようか悩んだけど、おれ達お揃いのもの持ってなかったろ？」
だからこれに決めたんだと笑うエースに、今までの自分の悩みは全て杞憂だったんだと改めて思い知った。
キスなんてしなくても、大事にしてくれていたことに変わりはない。
貸してみ、と言われネックレスを渡すとそのまま私につけてくれた。
「おいおい、なんでまた泣くんだよ！」
嬉しくて、エースが大好きで、これからも一緒にいられるんだと思ったらまた涙が頬を伝う。
「ち、ちがっ！これは嬉しくて！エース大好きっ」
「うおっ」
勢いよく抱きつくとエースが後ろに転ぶ。座ったまま抱き締め返してくれる腕に胸がキュウとなる。
「A」
名前を呼ばれて顔を上げると、後頭部にエースの手がありそのままゆっくり引き寄せられる。
チュウと優しく唇と唇が重なる。
「はは、顔赤いぞ」
「だって…！エースはそういうの興味無いんだと思ってたから…」
「バーカ！んな訳あるかおれは男だぞ」
じゃあなんで今まで何もしてこなかったのよ！と問いかけた。
「もう我慢しないことにしたんだ、サボから全部聞いたしな。」
「え、なにそれ…」
「ちなみにお前が一宮に呼び出されたって教えてくれたのサボだからな。そういやナミも一緒にいたな」
「な、ナミだっ！！」
私の悩みはナミから全てサボに筒抜けだった様だ。
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丸きち(プロフ) - リアさん» 本当に待っていてくれてありがとうございました！少し無理やり終わらせてしまいましたが、とりあえず書きたい所は書けました。満足していただけたか分かりませんが読んでいただけたならよかったです！現在新作作成中なので、また是非ともよろしくお願いします！ (2022年10月4日 4時) (
レス) id: b4ee0d32bd (このIDを非表示/違反報告)
リア(プロフ) - 最後まで読ませていただきました！よかったです！この作品の続きが今になって見れるとは思っていなかったので本当に嬉しいです！また新しい作品を描く予定でしたらそちらの方も拝見させていただきます！とりあえず完結お疲れ様でした！ (2022年10月3日 22時) (レス) @page40 id: fd2e6d4024 (このIDを非表示/違反報告)
丸きち(プロフ) - 律月さん» はじめまして！コメントありがとうございます！そう言って貰えてすっごく嬉しいです！当時から同年代の方がいて、こうして大人になっていることにすごく驚いています。それと同時にとても嬉しい限りです！頑張りますので、またよろしくお願いします！ (2022年9月2日 0時) (レス) @page28 id: b4ee0d32bd (このIDを非表示/違反報告)
律月(プロフ) - 初めまして！丸きちさんのこの作品は中学生の時に読ませて頂いていました！数年経って占ツクは見ていなかったのですがふと思い出して久しぶりにこのサイトを覗いたところ当時大好きだったこの作品の続きがまた見れて凄く嬉しいです！！更新ありがとうございます！！ (2022年9月1日 23時) (レス) id: 60498e4e04 (このIDを非表示/違反報告)
丸きち(プロフ) - リアさん» 数年経っても思い返してもらえるなんて幸せすぎます！私もこの作品を書いていた時は中学生でした。今は成人しているのですが、本当に嬉しい限りです。自分の過去作は小っ恥ずかしい文才ですが、違和感ない様にかけたらと思います！またよろしくお願いします！ (2022年9月1日 16時) (レス) id: 1449a37a29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：丸きち | 作成日時：2015年9月8日 22時
