7話 ページ8
「お父様、悪いのはこの女の子です
私が罰は与えました。もう帰りましょう。」
ニコッと笑えば全てが片付く
「…そうか、Aがいいならいいんだが…」
ほらね、なんて単純
「あ、お父様
私少しご用がありますの、先に帰っててくださいませ」
「ああ、気をつけるんだよ」
「はい」
お辞儀をして別れる
周りはそのやり取りを目を見開いて見ていた
さっきまで人の命がなくなろうとしていたのに
私があまりにも平然だったから
振り向き、再び女の子の前に立つ
「ほ、本当に御無礼いたしました！！
どうか…どうかっ！！命だけは！！」
必死に謝る母を前に、私は笑う
女の子の耳元で
「ごめんね」
と呟き、その場を後にした
女の子は後ろでまた泣いている
遠ざかると共に、近づいてくるのは３人の足音
「おい！待てよ！！！」
振り向けば、女の子を庇った３人の男の子
「私になにかご用？」
「なんで殴ったんたよ、ぶつかっただけだろ！」
猪突猛進とプリントされたノースリーブがよく似合う
「あら、私にぶつかって謝らなかったのは
あのコが悪いのでは？」
「で、でもっ！！あんな小さいコなのにっ！！」
一番小さいけど、よく吠えそうな子だな
「歳なんて関係ないでしょう？」
「テメェッ！！」
「やめろエース！！
あれは！ああするしか女の子が助かる方法はなかったんだ…！！」
「サボ…」
なんで、あなたがそれを__
「ただの気まぐれ、私の行動に意味はないわ」
ニコッと笑い、その場を去る
うん、今日も煌びやかなドレスがよく似合う
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラーメス - サボには見惚れちゃいました！お疲れ様です。 (2016年4月9日 18時) (
レス) id: e7de583417 (このIDを非表示/違反報告)
シアン - こ…これはサボ惚れてますねwwwwてかエースは安定の無視wwww (2015年9月18日 15時) (レス) id: cde49be22a (このIDを非表示/違反報告)
丸きち(プロフ) - シアンさん» 純情なサボと夢主ちゃんですね笑 (2015年9月15日 17時) (レス) id: 9d6b427c5b (このIDを非表示/違反報告)
シアン - 夢主ちゃんめっちゃ『すき』ってワードに反応してますねwwww更新お疲れ様です☆ (2015年9月15日 16時) (レス) id: cde49be22a (このIDを非表示/違反報告)
丸きち(プロフ) - シアンさん» いつもありがとですっ笑これからも頑張りますっ！ (2015年9月12日 21時) (レス) id: 9d6b427c5b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：丸きち | 作成日時：2015年8月26日 0時
