人間観察 (ページ27)

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……………このデジャブは、

一体なんなんだろう………。

再びジャージの上を捲り上げた。

『…妄想でもやめてください、僕は男です。なんなら銭湯でも行きますか…？ひ弱は自覚してますけど、女性を好む一般男性ですから。』

白・数「……………」

『…決心しました…。運動苦手ですけど、頑張ってムキムキになります。なので、ご指導よろしくお願いします！』

そう宣言してからジャージを戻し、

深々一礼する。

数「よ、よぉ～し！やりましょ！レッツマッソー！！」

白「れ、レッツマッソー！！」

『れ？れ、レッツマッソー！』

何故か三人で上腕二頭筋を主張する

ポージングをして結束していた。

数原さんに至ってはここぞとばかりに、

色々なポージングを見せている…。

その後、体力や筋肉の付き方などを

トレーナーの方にも見てもらいながら

今後のメニューを決めて行った。

最終的に初心者ということもあり、

基礎体力を上げる事を先ずは目的とした

毎日の必須メニューを先ずは続けること。

この目標を掲げて１ヶ月後に、

再び確認とメニュー調整をする事になった。

『なかなかハード、ですね…』

白「どーですかね、これならたぶんみんな体型維持でやってるメニューだと思いますよ？」

数「うん、ボーカルもこれに似た感じのしてます。ま、俺はマッソー命やからもっとハードにメニュー取り込んでこのボーカルらしからぬ体型になってますけど。」

白「龍友くん、どこに向かってんの？って良くいわれてるよね(笑)」

数「俺からしたら自分に必要な体力とかメンタルの為で、自分の考えるボーカルに必要なものやけどな！」

腕を組みながら熱く語る数原さん。

………年下だと聞いてはいるが、

凄くしっかりしていて…

自分を持っていてキラキラして見える。

白濱さんに至っては、

GENERATIONSとEXILEを兼務して

俳優業にDJも………。

この事務所の人達は忙しい中でも、

自分を磨く事を怠って無い………。

こんな尊敬出来る人達に囲まれ、

努力する姿を間近で見れていて………

なんて恵まれているんだろう。

同時に自分が恥ずかしい＿＿。

『僕、…頑張ります。こんな尊敬出来る人達に、少しでも近付けるように。皆さんの姿勢見習って…！』

白「いや、そんな大袈裟な事じゃないですって。」

数「でも、そう感じてくれたんなら嬉しいっす。俺らも、先輩方見てそう感じてるんで(笑)」

それからの日々は自分との戦いだった。