人間観察 (ページ23)

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『ど、どうですか？俺が着てもやっぱパツパツ感あるから直人さんはちょっとギリギリかもですけど……』

一人で真面目に着た感触を報告している様子にみんなが目を離せなかった。

数「え、胸あったら女の人ですよ…？え、実はぺチャパ…」

涼「龍友くん？お下品。」

数「はい、すいません…。でも、やばくない？」

白「うん、これはちょっと悪役だけどなんかちょっと騙されてもいい感じ…」

山「誰かー！メイクの人呼んで来てー！」

その声にハッとしたメンディーと隼が駆け出してった。これはちょっと、予想以上の出来になりそうな予感。急いでメイクさんを確保したと連絡が入りみんなでAを囲いながらその部屋に移動し、メイクさんにリクエストしていく。

Aは周りの威圧感からなのか戸惑いはしているものの、メイクさんの指示通り目を閉じたりなんなりしている。周りのスタッフが興味本位で覗きに来て人口密度高くなる中、出来上がったメイクに一同感心する声があがる。

エ「あれ？なんの集まり？」

スタッフ「私達も良くわかんないんですけど、誰かがコスプレしてるみたいで。」

登「コスプレ？なにそれ。」

今「えー、誰々ー？」

三代目メンバーの声がし始めると周りを囲っていたスタッフが次々と部屋を出て行き、GENERATIONSと俺らが残った。

岩「え、健さん？うわ、キタローだ！何してるんすか？(笑)」

小「そっちは、隆二？」

今「え？え？ってー！直人さん、ニャンちゅうじゃん！(笑)」

登「出た、本物のニャンちゅうスマイル(笑)………って、か……え？」

山「ビックリやろ、…俺らもや…。」

隼「お待ちどー様です！ブーツ借りてきました！」

白「でかした！」

そう言ってブーツ履かせて立ち皆の方へ向かせた。眉間寄せたハーレイ・クインならぬAがいた。

『あ、あの…メガネ取られて良く見えないんですけど何事ですか？』

佐「何事って……」

岩「なー。こっちの台詞だけど…。」

小「綺麗と言うべきか可憐と言うべきか…」

メ「可憐はちょっと、一応悪役ですから…」

登「あ、ちょっとインスタ載っけていい？」

『え！？いやいや！ダメです！』

と同時に臣がスマホ取り出し肩組んで撮り始めたのをキッカケにみんながみんなそれぞれに写真を撮り始めた、もちろん俺達も！

こっそりやるはずか、結構な騒ぎになって事情聞かれたり後がややこしかったけどいいもの見れたしいっか！