真実のための正義 ページ17
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『正義のためとな？』
「そう、
俺は真実を知りたい！！この国で！
この世で何が起きてるのか。
その真実を知るためなら
人道も倫理も道徳も美徳も
知ったこっちゃねェんだよ！！
俺はこの国で生まれ存在してきた。
この国の真実を知る権利がある！」
『お前さんにとっての真実の正義とは？』
「真実こそがみなに平等な正義だ！！」
「そこには何がある？」
「聖陽教が隠してきた"真の聖典"さ。」
「聞いたことねェな…
そんなのなんで知ってんだ？」
「教会にはちょっとばかり詳しくてね。」
『ますます怪しいのう。
早く手毬を返してくれんか？』
「一緒について来てくれたら返すよ。」
「おい、
Aお嬢手毬なんかで釣られたのか！？」
『だって返してくれないんじゃもん。』
「………」
「さぁ、
下に降りてお礼参りといこうぜ。」
「降りるのかよ！
なんでここに登ったんだ！？」
「高いところから見下ろすのは
ヒーローのお約束ってやつだ。」
聖陽教会 皇王庁
「お嬢は下がってろ。」
『御意。』
ズドン
「なんの音だ！」
「近いぞ！」
「正面玄関です！！
べ…BE…紅丸新門の襲撃です！」
「！！」
「いえ…まだ何もやってないです。」
「なぜ紅丸新門が！！？」
「俺は紅丸新門じゃねェ…
新門紅丸だ。」
「ハハハ、本当にやりやがった。
F××K聖陽教！気分がいいぜ。」
「お前がやれって言ったんだろ。」
「神の家で使徒をふっ飛ばすとは…
お前の正義ってのはどうなってんの？」
「正義なんて大層なもんじゃねェよ…
俺はAお嬢と自分の周りが
楽しく暮らせればそれでいい。
俺が原国主義者だからか知らねェが
聖陽教ってのは
なんか気に入らねぇ…
"天照"でもたらされてるエネルギーも
なんか血生臭ェんだよ。」
『確かにの、あそこは臭う。』
良い勘してるじゃねェか
「あの男を止めろォ！！」
ボン！という炎とともに
使徒たちが吹き飛ばされた。
「聖陽教は神の聖火や科学の力を誇って
"人類は素晴らしい"と
のたまってやがるが、
人間だって人類や神の前にただの動物だろ。」
「お前たちといると緊張感がなくていいな。
こいつら、見た目はこれだが
精鋭揃いだぜ。」
「神に祝福された国とかいっても
動物が一匹暴れただけで滅びちまう。
俺がそれをわからせてやろうって話だ…」
「ここは貴様のような蛮族が足を
踏み入れていい場所ではない。」
ドサッ
紅丸が倒れよった。
「死ね」
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もち子(プロフ) - 律さん» なんと！！初コメしてくださり、ありがとうございます！頑張る源になりますっ！！律様に感謝です！ (2019年11月10日 9時) (
レス) id: a18795b6c4 (このIDを非表示/違反報告)
律 - 初コメ失礼します。とても面白いです！！ (2019年11月10日 3時) (レス) id: bfc3e39400 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち子 | 作成日時：2019年11月9日 23時
