年の差恋愛③🖤 (ページ38)

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「蓮、今度のお休み、どっかいかない？」

「どこ、行きたい？」

Aは徐にパンフレットを取り出した。

「ここなんだけど…ダメかな？」

それはとあるリゾート地だった。

海もキレイでマリンスポーツなんかもできる場所。

確かに楽しいだろうなあ〜それがAとなら

尚更だ。俺だって行きたい……。

けど……今は…………。

「ごめん。今は連れっていってやれない」

「え？蓮、どうしてダメなの？誰もいないし隠れ家みたいな場所だよ」

「とにかく、ダメなんだよ！俺はアイドルなんだから」

「そうか……ごめんね……つい、蓮がアイドルだって事、忘れそうになってた」

「じゃあせめて夜、ちょっとだけ散歩しよ…」

目に涙を溜めながら俺にそう言って

部屋へ入ってしまったA。

謝ろうと部屋にいったけど……既にベッドに

入って眠っていた。

俺はそっとAのそばにきて寝てるAに

話しかけたーーー。

それが結婚してから初めての衝突だった。