略奪i は泥棒の十八番

消したいのは ページ10

ﾃﾞｨｱﾝﾇ「あっれ〜、 ハウザーじゃん？」




ﾊｳｻﾞｰ「なっ……… ディアンヌ？//」






ﾃﾞｨｱﾝﾇ「って!! A、足 どうしたの？」






A「この変態騎士さんから逃げようとしたら 足を捻って

そのまま捕まっちゃった。」





ﾃﾞｨｱﾝﾇ「ぇ……… ﾊｳｻﾞｰ… (引」






ﾊｳｻﾞｰ「ち、違う!! 断じて違う！！！ /////」









顔を真っ赤にして 首を振るハウザー


そんな必死の行動にAは吹き出して 言った









A「ゴメンね、ディアンヌ。

本当は ここで足を捻ってた所を この人に助けてもらったの」






ﾃﾞｨｱﾝﾇ「なんだぁ。 疑っちゃって ゴメンね、ハウザー？」





ﾊｳｻﾞｰ「ぉ、おう //」




ﾃﾞｨｱﾝﾇ「さ、A 帰ろう！沢山お客呼んだんだよ？

僕の手に乗って♪」









そう言って ディアンヌの手が伸びてくる…と、









.








… ﾊﾟｼｬﾝ








A「… 」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ…




ﾃﾞｨｱﾝﾇ「ハウザー！?」









突然、浅瀬の上で手を離した ハウザー



急な出来事に 流石のAもそのまま川に落ち

驚きで ポカンとしたまま、前髪から水滴が垂れた









ﾊｳｻﾞｰ「 … わり、手が滑った。


ディアンヌ、手が濡れちまうから 俺が送るぜ。」






ﾃﾞｨｱﾝﾇ「ぇ… でも……… 」






ﾊｳｻﾞｰ「ただ、送るだけだ。

届けたらすぐに出ていくさ。」






ﾃﾞｨｱﾝﾇ「ぅ、うん… あ りがと… ?」










ﾊｳｻﾞｰ「おう。


さてと、風邪引かねぇうちに行くとするか。」





そう言って 再びAに手を回すハウザー









.








.









A「……… 何のつもり？(ﾎﾞｿｯ」




ﾊｳｻﾞｰ「… んな 殺気出すなって w




近かったら ディアンヌにもバレるだろ？……… 涙の跡

到着するまでに誤魔化しとけ (ｺｿｯ」





A「 !! 」ﾊﾞｯ









その言葉に 直ぐ様 ゴシゴシと目元を擦るA









A「………ディアンヌに誤解されるよ？」



ﾊｳｻﾞｰ「…//

黙っとかねぇと もっかい落とすぞ？ //」






そのまま三人は豚の帽子亭まで ゆっくりと戻って行くのだった…








【６０話 消したいのは "涙の跡と この気持ち "】

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