ポニーテール禁止令 （赤）

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ああ耐えられん 、とか何とか思っとったら先生が帰ってきた 。ナイスタイミング大好き 。


危ない 、 割とまじで危なかった 。


大村とまともに話すと俺の心臓が持たん 。


騒がしかった教室は一瞬静まった 。


でもやっぱりちらほら喋り声は聞こえてて 、


そんな中俺は 隣で真面目に先生の話を聞く大村横目に ただフリーズをしていた 。









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そのあとの授業全部で脳がふわふわしてて話を聞いてなかった俺は先生に雑用を任された 。くそ 。


ただ資料を枚数分まとめてホッチキスで止めるだけの単純作業


なんやねん先生の大事な資料ちゃうんかめんどくさい 。


また何がめんどくさいって必要な部数が多いこと


いやもうまじで先生がやれよ なんで俺やねん 。








カチャ カチャ っと規則正しいホッチキスの音が寂しく教室に響く 。


あーーー さっさと家帰りたい 。


話聞いてなかったのは謝るわ 。もう許して 。ねむたい 。









「 あーーー 会いたいなぁ 、 」









無意識に口から出た言葉 。


大村に向けてやで 。へへっ 。


ぼそっと呟いて手を止めることなく作業をしていると









ガタンッ 、








後ろから物音がして 、振り返ってみた 。


そこには 、









『 お疲れ様 、 あれっ ？ ひとり 、、？？ 』









ずっと会いたいと思っていた人の姿が 。









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