【ntj組】店員様は女神様。【pn】 (ページ4)

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　日をまたいでまたランチタイム過ぎ。25番のハンバーグセットからは離れつつ、忙しなく働くうちに気がつけば夕方になってしまった。
　メニューはティータイムに移り変わり、グランドメニューも程々に、スイーツやドリンクのご注文が増えてくる。
　落ち着いた店内の中、おぼんで空いたグラスを運んでいると、後ろからお客様の声で呼び止められた。

『はい！お伺いいたしま…す、お客様』

　眼前に備えられたは25番テーブル。そして、忘れる訳もなく、紛れもない昨日のあの男性がいた。

　素直に言えば、かなり緊張している。当然それは好意とは程遠い類のものだ。昨日の珍言動もさることながら、そのまま有耶無耶にして逃げてしまったのだから、何を思われたのか考えただけで恐ろしい。この手の人間は無闇に刺激してはならない、とどこかで耳に挟んだ情報が思い出される。刺激してはいけないとして、向こうがこちらを刺激してくる場合はどう対処すれば良いのだろうか。

「どっ、どうすれば信者として認めて頂けるのか、考えたんです」

　しんじゃ、と頭の中で反芻し、漸く昨日の話の続きなのだということが分かった。