【ntj組】店員様は女神様。【pn】 (ページ14)

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「しにがみさん、これだけ聞いてもまだぺいんとを普通だって言うんですか？これが本当の話なら、あいつはもうただの犯罪者ですよ」

　
　歪んだ顔も去ることながら、その声色から彼の想像に易くない苦しみが伝わってくる。これだけの苦しい思いをさせてしまう程、本来の彼には人望があったのだろうか。私と彼らでは、見えているものが180ﾟ異なってしまっているのかもしれない。

「俺もそう思う。もう警察に行くべきだよ。Aさん
　の為にも……ぺいんとの為にも」

「そんな、クロノアさんまで、いや、で、でも、でも」

　どうやら、兼ねてよりぺいんとさん擁護派と否定派で対立構造ができていたらしい。擁護派であるしにがみさんも心のどこかで詰まるものがあるのだろう、反駁しようと試みるが何も言えず、ただ手元で拳を強く握りしめていた。

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