ぼくときみのこと ５

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やっと戻った日本



着いたのは夜だった
明日は昼からの仕事だから少しゆっくりできる




連日撮影で遅くまで仕事の岩ちゃん


帰国を伝えると、
もうすぐ帰るから家で待ってて欲しいというライン




デパ地下ですぐ食べられる惣菜を二人分買って
岩ちゃんのマンションに急ぐ



よほど仕事が忙しいのか、珍しく部屋には少しだけ散らかった洗濯物
岩ちゃんが帰ってくるまでに溜まった洗濯を済ませる





「ただいまー」



『おかえり！』



少し疲れた、久しぶりに聞く好きな人の声
玄関まで急いで向かうと
優しく微笑みながら両手を広げて待っている岩ちゃん



久しぶりに包まれた岩ちゃんの腕の中で
私の居場所はここだと再確認した



『岩ちゃん、ただいま』



「ともこちゃん、おかえりなさい」



『ご飯買ってきたよ』



「ほんとー？ありがとう

　お腹すいたー」



帰国後あるあるだ、と笑われながら
二人で和食のお惣菜だらけの食卓を囲んだ
海外で起こった面白い話や、仕事の話をして、お土産も渡した








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