○ 119 ページ4
☆
「飯田くん！！」
割れる音と鈍い音がしてなにかが吹き飛んだ音が聞こえた。
「A。」
焦凍が強く抱きしめ返した時、目の前が元どおりのスピードで動き出した。
「なんで、こんな無茶を。」
『良かった、無事で。』
「この続きは後でだ。
溶けたか。意外と大したことない個性だな。」
「轟くんも緑谷くんも楯石くんも、関係ないことで申し訳ない。」
『...委員長。そんなこと言わないで。』
「だから3人にもうこれ以上血を流させるわけにはいかない。」
「感化され、取り繕うとも無駄だ！おまえは私欲を優先させる、偽物にしかならない！」
折れた刃先が地面に刺さる。
「ヒーローを歪ませる、社会の癌だ。誰かが正さねばならないんだ。」
「時代錯誤の原理主義だ。」
『委員長、聞いちゃダメ。』
「いや、やつの言う通りだ。
僕にヒーローを名乗る資格など、ない。」
委員長の方から血が流れる。
「それでも、折れるわけにはいかない。
俺が折れればインゲニウムは死んでしまう。」
ステインの目が光った気がした。
「論外！！」
焦凍と委員長の両側から庇うように前に出る。
焦凍が炎を繰り出してステインを遠ざける。
「バカか！そいつの狙いは俺とその白アーマーだろ？応戦するより、逃げたほうがいいって！」
まだ動けそうにないお兄さんがそう言うんだけど、
逃げれるんだったら最初からそうしてるんだよなあああ。
隣で敬語で攻撃を繰り出しながらお兄さんに私の思ったことを言ってくれた焦凍に心の中で感謝する。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 203人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひめちゃま(プロフ) - 相澤先生ー！最高です！！お話を読んでいくにつれてどんどん感動していきました。お話の続きが気になります…更新、楽しみにしてお待ちしてます！ (7月13日 19時) (
レス) @page14 id: 6cb827a31e (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 相澤先生〜〜(涙)感動しちゃった (2022年12月19日 2時) (レス) @page14 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
パイナップル(プロフ) - すごく好きです！更新待ってます、、！ (2022年8月28日 13時) (レス) @page14 id: 16127b2cec (このIDを非表示/違反報告)
すずめ - こんばんは！！はじめまして、作者様の作品更新から約3年程期間が空きましたが、今日初めてこの作品を読んでめちゃくちゃ好きすぎて泣きました、目から汗が出てしまいましたよ…作者様にまだ作品を続ける気がございましたら、更新してほしいと思っております！ (2021年9月19日 19時) (レス) id: e7fe75bfb1 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 面白くて一気に読んじゃいました笑更新頑張ってください！待ってます (2020年5月9日 5時) (レス) id: 88ef928d1d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：naa5 | 作成日時：2019年1月15日 1時
