結う結わう43 ページ43
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近くの公園に着くと、なんか飲む?とお茶を買って手渡される。
二人で付かず離れずの距離を保ってベンチに座ると、あたりの空気を震わせていたたくさんの蝉が鳴きやんだ。
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「どしたん、その格好」
『今日、式場でランチだったから』
「なるほど」
『……変?』
「いや、なんつーの。馬子にも衣装…」
『さいあく』
「うそうそ!ほら、あれやん!
その、………ええんやない?」
『褒めるの下手か』
「せっかく永瀬様が褒めてやっとんのにその態度か」
『…………はぁ。もういいや。
ねえ永瀬。今日はさ、聞いて欲しいことがあるの』
「奇遇やな。俺も」
『先に言っていい?さっきから我慢してんだけど』
「だめ。俺も早く言いたいんやって!」
『え〜〜〜…もう…
じゃあどっちが先に言うかじゃんけんしよ?』
「おっけ。おっしゃ。いくぞ」
『「じゃんけん、ぽん」』
「……嘘やん」
『やったあああ!勝った!!』
「あ〜〜もうなに!?
俺も早く言いいたいねん!手短に言うて…」
『わかった!永瀬!好き!』
「……………………………………へ!?」
『永瀬、好き、大好き!』
「お、おま、ふざけんな!!
あああああ、もう!俺にも言わせろ!
ちょっと、こっち向け!」
「A、好き。俺と、付き合って」
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ぱぴこ(プロフ) - kikiさん» 登録ありがとうございます( ; ; )疾走感あふれるなんて、勿体ないお言葉です…!続編や他の話も、私の自己満足になってしまいそうですが、もしお気に召されましたら光栄です!嬉しいお言葉をたくさんありがとうございます! (2019年7月26日 20時) (レス) id: 1c0a7a2bdd (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - えり☆★さん» ありがとうございます!自分で設定したくせに、1の方は書いていて苦しかったです…笑、続編でもキュンキュンをお届けできるよう頑張りますので、どうぞ宜しくお願いします! (2019年7月26日 20時) (レス) id: 1c0a7a2bdd (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 検索でこちらのお話に導かれるようにたどり着き最後まで拝読しました。青春いいなぁと思いつつも、とっかかりが切なくて。最後まで可愛いヒロインとれんくんでした。素敵なお話と疾走感あふれるストーリーにファンになりました。お気に入り登録させていただきます。 (2019年7月26日 3時) (レス) id: 0a1831ac10 (このIDを非表示/違反報告)
えり☆★(プロフ) - 完結おつかれ様です!もうたくさんのキュンキュンありがとうございます!!紫耀くんも好きな私にとっては、、前半、主人公と同じくらい苦しかったです(笑)でも、でも、最後の最後、告白しあう所でデレデレニヤニヤしちゃって(^^)続編楽しみにしてます! (2019年7月25日 7時) (レス) id: faf246fb32 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます!更新もバラついていたのに嬉しいです( ; ; )実は回収し忘れていたネタが1つありまして、続編を作ることにしました!また宜しくお願いします! (2019年7月22日 15時) (レス) id: 1c0a7a2bdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱぴこ | 作成日時:2019年6月22日 0時