乙女チック3 side Ren ページ3
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side Ren
「と、いうことでAは別に廉くんに恋してるわけではないそうです」
「こちらも、廉は初めて女友達が出来たと喜んでいただけで、なにもないそうです」
「なんだ〜つまんない」
「いや〜あの廉が女友達出来るだけでも凄いよ！！」
「えええ、ほんとに〜〜？俺は違うと思うんだけど〜〜。ほんとに〜〜？」
「いや、なんなん。俺おるんやけど。海人うざいんやけど」
部活が終わり、いつものメンバーで歩いていると、急に始まった��報告会 "なるもの。
報告会を始めます、と重々しく石井が切り出すものだから何事かと思えば、そのテーマはまさかの自分だった。
「好きとか、付き合ってるとか、ほんまに違うから」
あいつは多分、そんなのよりも大切な存在だ。
今まで誰かと付き合っても友達以上に大切な人なんか出来なかった。
友達と馬鹿騒ぎする方が楽しいし、頼って欲しいと思うし弱味だって見せられる。
入学したての頃はあいつを目で追ったこともあるくらいだから、もちろん見た目もタイプであるのは変わらない。
でもそれは、他の男だってそうだ。
みんな、あいつ良いよなって話してて高嶺の花だとは聞いていたけど、まさか誰も告白していないとは、と驚いたきのうを思い出す。
相手にいくら好きと言われても、実際に付き合ってみても、キスしてみても、なんか違う。
そういう面では、周りの女子や彼女のいる男子のことを凄いなーと思っている。
いつか、友達でいるよりも近くに居たくなるような、そんな人が俺にも出来るんだろうか。
「好きってなんなんやろな〜」
廉が乙女チックなんだけど！と騒ぐこいつらを適当にかわし、自分の自転車を取る。
−−−やっぱ友達とおった方が楽しいな
校門を出て解散し、それぞれの方向へ向かうとき、ジンと石井が手を繋いだのを確認した。
二人の後ろ姿を見て、あの夜の俺らもあんな風に並んでいたのだろうかと思いを馳せる。
−−−あかん、なに乙女チックって、かっこ悪
変になった思考を振り払うように思いっきりペダルを漕いだ。
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ぱぴこ(プロフ) - kikiさん» 登録ありがとうございます（ ; ; ）疾走感あふれるなんて、勿体ないお言葉です…！続編や他の話も、私の自己満足になってしまいそうですが、もしお気に召されましたら光栄です！嬉しいお言葉をたくさんありがとうございます！ (2019年7月26日 20時) (
レス) id: 1c0a7a2bdd (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - えり☆★さん» ありがとうございます！自分で設定したくせに、1の方は書いていて苦しかったです…笑、続編でもキュンキュンをお届けできるよう頑張りますので、どうぞ宜しくお願いします！ (2019年7月26日 20時) (レス) id: 1c0a7a2bdd (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 検索でこちらのお話に導かれるようにたどり着き最後まで拝読しました。青春いいなぁと思いつつも、とっかかりが切なくて。最後まで可愛いヒロインとれんくんでした。素敵なお話と疾走感あふれるストーリーにファンになりました。お気に入り登録させていただきます。 (2019年7月26日 3時) (レス) id: 0a1831ac10 (このIDを非表示/違反報告)
えり☆★(プロフ) - 完結おつかれ様です！もうたくさんのキュンキュンありがとうございます！！紫耀くんも好きな私にとっては、、前半、主人公と同じくらい苦しかったです（笑）でも、でも、最後の最後、告白しあう所でデレデレニヤニヤしちゃって(^^)続編楽しみにしてます！ (2019年7月25日 7時) (レス) id: faf246fb32 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！更新もバラついていたのに嬉しいです（ ; ; ）実は回収し忘れていたネタが1つありまして、続編を作ることにしました！また宜しくお願いします！ (2019年7月22日 15時) (レス) id: 1c0a7a2bdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱぴこ | 作成日時：2019年6月22日 0時
