君に捧ぐ(一本道で迷子)＊ ページ8
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(長編の一部ですが、)
(短編としても読めると思います。)
私よりも高いところにあるはずの彼の頭が、今は私の胸にある。
どうして良いかわからない初めての感覚がくすぐったくて、サラサラと私の肌を滑る彼の髪を撫でた。
可愛いと言いながら私の反応を見てくるその瞳は、いつもとは別人のようで、同い年とは思えない雰囲気を醸し出している。
片方は口で転がされ、もう片方は大きな手で包まれて、もう逃げることは出来ないと覚悟を決めるが、それでもどうしても体を捩ってしまう。
彼の顔が胸から離れ、久しぶりに正面で向き合えば、私の胸を探っていたときとは全く違う優しい顔をしていて、たくさんの小さな口づけが降ってくる。
ちゅっちゅと音を立てながら、唇はもちろん瞼から鼻から頬から移動して最後に耳に到達したとき、思わず声が漏れてしまって、ついでに身体も反応してしまえばもう誤魔化すことなんか出来なくて、ただただ彼の手に指を絡めた。
初めて聞いた自分の声に驚いて焦ったのも束の間、やっと聞けたと言わんばかりの表情を浮かべた彼は、ふっと笑って一度だけ口づけをくれた後、吸い寄せられるように私の耳へ戻っていき、私は抵抗できずにされるがまま恥ずかしがる隙も与えられなかった。
唯一 動かせた指で握っていた彼の手が振りほどかれて行き場をなくす。
手持ち無沙汰になった手をどうすればと考えた瞬間、脇腹に触れた彼の手にさらに反応してしまって、優しく撫でられながら更に下へ進むもんだから、私はもうどうしようもないのだ。
自分でも知らない部位に触れられて、なんとか冷静でいようとしてみるも、口で侵される耳も、手で遊ばれるそこも、私をどんどん置いてけぼりにしていって、やっと耳が解放されたと思って安心したとき、一気に離れていった彼が今まで手だけだったそこを ちゅっと吸うもんだから、初めての感覚に完全に堕ちてしまった。
「ど？ 初めてイった感想は？」
『は、、ん。………知らない！』
「良かったわ。イかせれて」
そう言って頭を撫でられた。
もうだめだ。
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ぱぴこ(プロフ) - ルール嫁さん» ご指摘ありがとうございます！他の作品と同じ設定にしていたため気づきませんでした…申し訳ありません！作品を非公開にしましたので、今後ともよろしくお願いします！ (2019年6月29日 2時) (
レス) id: 1c0a7a2bdd (このIDを非表示/違反報告)
ルール嫁 - 占ツクのルールはご存知ですか？行為は匂わせるだけでアウトです。裏表現があるなら注意書ではなくフラグをたててくださいね。 (2019年6月29日 0時) (レス) id: 64f9aae3e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱぴこ | 作成日時：2019年6月19日 6時
