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グラウンド45回目 ページ45
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部室の方に目をやると、麻里や神宮寺くんたちがこっちを見ていて、待っていてくれたのかと優しさを感じる。
「やっとあいつらに追いつけるわ。はよ試合したい」
『みんな待ってくれてるよ』
「ほんま、ありがとう」
『あ〜あ、もうフットサルも行けないし靴擦れするし、災難だわ』
「悲劇のヒロインぶるなや」
『うっさいわ、あほ』
「しゃーなし、どっかで飯食って帰ろ」
『奢り？』
「んなわけ」
『早く着替えてきなよ』
「おん。
…………髪、似合っとるで」
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まただ。
また不意にやられる。
この胸のドキドキは、
動いたせい？みんなから見られたせい？
夏のせい？夜のせい？
違う、全部あいつのせい。
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作者名：ぱぴこ | 作成日時：2019年5月30日 22時
