記憶喪失になったら推し(？)がプロポーズしてきたんだが【青】

5話 ページ6

Aside

ｺﾝｺﾝ

『どーぞ』
「こんにちは」
『あ、こんにちは』
「僕のこと覚えてますか？」
『この間来てた方ですよね』
「…はい、僕青野聖也」
『聖也さん…ですか』
「友達にはころんって呼ばれてますけど」
『ころん？』
「はいwころんで良いですよ」
『じゃあころんさんで！』
こ「よろしく」
『よろしくお願いします、私は涼野目Aだそうです』
こ「僕はAさんに助けて貰ったんです」
『あ、そうなんですか？』
こ「はい、僕のせいで記憶を…」
『大丈夫ですよ、気にしないで下さい』
こ「ホントに優しいですね」
『そんなこと無いですよ』
こ「えー？」

そうやって話していたら病室の外から

「ころちゃーん？まだー？」
こ「あ、忘れてた」
「ちょっとー大事な親友忘れないでもらっていい？」
こ「ごめーんw」
『お友達ですか？』
こ「はい」
『こんにちは』
「こんにちはー、ころちゃんの従姉妹さんですよね」
『え…？』
こ「あー…」
「え、嘘ついてたの？」
こ「う、嘘じゃないよ…」
「ころちゃん？」
こ「ごめんなさい」
『あははw仲良いんですね』
「そりゃあもう出会って5年ですから」
『羨ましいです』
「あ、俺莉犬です！23歳！」
『莉犬くんかぁ同い年だね』
莉「同い年なんだ！よろしくねー」
『よろしくね、私は涼野目A』
こ「なんで莉犬くんにはタメなの!?」
『同い年だから？』
こ「僕もタメ！」
『はーい』

ていうかころんさんって何歳なんだろ…

こ「…」
『どうしたの？』
こ「…結婚しよ」
『…へ？』

待って、なんで結婚…え？

莉「ころちゃん何言ってんの!?」
『え、ほんとどうしたの…』
こ「本気だからね」
莉「え、付き合ってたの？」
『いや…記憶ないから分かんない…』
莉「記憶無いの!?」
『あ、事故で記憶喪失に…』
莉「ころちゃんに関係して…」
『ころんさんを助けたらしい』
莉「なるほどね…」

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