記憶喪失になったら推し(？)がプロポーズしてきたんだが【青】 (ページ12)

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11話ページ12

『ただいまー』
こ「A！おかえり！」
莉「え、俺は？」

帰るなりころんくんが元気に迎えてくれた

こ「ねぇ酷くない？みんな結婚反対だって」
『いきなり言ったらそうなるでしょ』
莉「…俺先に行ってるわ」

莉犬くんは空気を読んだのかリビングへ行ってしまった

『ころんくんはさ、なんで私と結婚したいの？』
こ「結婚したら誰にも取られないから」
『それは…好きとはまた違う？』
こ「ううん、大好きだよ」
『そっか…』
こ「Aは…僕のこと…好きじゃない…？」

泣きそうな声で抱き着いて来た

『…好きだよ』
こ「恋愛の意味じゃないでしょ…」

気付いてたんだ
好きの意味の違い
でも…私は…

『違う、ちゃんと好き』

抱き締めたいって思った
泣きそうな声を聞いた時、泣かせたくないと思った

こ「それは…」
『恋愛…だと思う、私は恋愛をした記憶が全くないから分かんないけど莉犬くんに聞いた事と同じだもん』
こ「聞いた事…」
『ころんくんの事抱き締めたいって思った、手も繋ぎたいし、き…キスもしたい、これが同じ好きって思っちゃダメ？』
こ「同じ…って、どういう意味か分かってる？」
『うん、分かってる』
こ「抱きしめていいの？」
『あ、是非…？』
こ「是非って…あははw」
『なに』
こ「なんでもない」

優しく抱き締めてくれた
耳元で

こ「じゃあキスは？」
『…どーぞ』
こ「、ありがと」

心臓が破裂しそう
こんなに緊張した事ない

こ「あははww」
『もう何！』
こ「心臓の音凄いw」
『こういう事初めてだし』
こ「うん…僕も心臓やばい」
『う、うん…』
こ「…結婚しよ」

結婚…か
前も聞いたな
簡単にOKしちゃダメかもしれないけど
ころんくん以外は有り得ないから

『よろしくお願いします』

返事はYesにした