59個目の扉＊ ページ16
浅野side
「…んっ……」
『ふっ……ん、ん…』
体温が溜まる温かい布団の中
諄い程甘いキスを繰り返して、熱の籠もった視線を交換して
中布団は最早グチャグチャ
口の端から垂れるモノも、愛しい彼女から伝わる溶けそうな程の熱も
『っ……んむっ……ふぅ…』
懸命に声を抑えてる彼女
本人からしたら恥ずかしいのだろうが、僕としては聞きたくて「…声、我慢するな」と催促
『がっ……まん…すっ……いぜ……んのっ、もっ……だいっ…』
合間合間に言葉を紡ぐ彼女が愛らしくて
チュッと舌を吸えば彼女の身体がビクリと跳ねて
そんな可愛い反応を目にしてキスだけで済ませられる程今の僕に理性は無くて
服の中に手を滑らせて
白く艶の良い肌を愛撫
指先が一部分薄い布で覆われた膨らみに触れた
彼女の身体がビクリと跳ねる
『がくっ、しゅ……っ……だめ、だめ……』
頑張って言葉を紡いで目頭に涙を溜めて
“これ以上”はダメだと必死に胸板を押して来る細い両手を片手で掴み頭上で固定
彼女からすると黙ってろと言わんばかりに口を塞いだ
『っん……ふぅ……やぁっ…』
「そんな可愛い声出すな。…止まれなくなる」
……尤も、止まる気何て更々無いが
再度彼女と唇を重ねて相変わらず甘い唇に酔い痴れていれば不意に勢い良く舌を噛まれ
「っっ……何で止めた…」
キスを止めて彼女を見れば 逆に何で止められないと思ったの?って視線
深々と息を吐く
「……Aが可愛すぎるのが悪い」
『かっ……可愛く……ないし……。っ、離し…て、待ち合わせに遅れちゃうから！』
「……何故Aの彼氏の筈の僕とのデートを差し置いて他の男の所へ寄越さないといけないんだ。…行かせる訳ないだろ」
男の嫉妬は見苦しい
そんな事は分かってはいるが、やっと想いが通じた彼女が他の奴を優先したと思えばやはりどうしても嫉妬して終う訳で
彼女を抱く腕に力が入る
……不意に唇に柔らかな感触が伝った
『……嫉妬、したの?』
驚きと困惑で彼女を見ればAは何処か悪戯な笑みを浮かべていて
『ヤキモチ、妬いたんだ?』
口角を上げて、ニヤニヤと言った副詞が合う彼女からふいッと目を逸し「……悪いか」と一言
「……折角付き合えた彼女を初デート誘った日に他の奴と出掛けるから無理、何て理由で断られたんだ。…この位しても良いだろ」
何とも子供染みた言い分
彼女が緩んだ僕の手の拘束から逃れ首に腕を絡め、笑う
『私には学秀だけだよ』
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サヤ(プロフ) - 桜南さん» ｱｾｱｾ。ありがとう御座います(1年経ちそうな返信ですみません)またのんびりのんびり更新する予定ですのでお目通し頂けましたら幸いです！！ (2022年5月11日 4時) (
レス) @page6 id: 54deb64473 (このIDを非表示/違反報告)
桜南 - この作品すごく好きです!続き楽しみにしてます! (2021年6月26日 13時) (レス) id: 25a9b19637 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 浅野月愛さん» そうだったんですね！あ、はは……あおちゃん…、葵さんに個人的な質問をするチャンスだと思ったらつい…お恥ずかしい限りです…。それと、この作品は預かってるとは言え一応菜花さんのですから出来るだけ質問は本作の方で御願い申し上げます(><) (2019年1月27日 15時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
浅野月愛 - サヤさん» サヤさん宛てです！カップルの会話で、アヤさんとサヤさんのコメントが沢山あって気になってたんです！ (2019年1月27日 9時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
菜花 - 浅野月愛さん» 此処には葵さんがいすぎてどの方の事か見当付かないのですが、もし、合作させて頂いてる葵さんの事でしたら違います。此方こそ申し訳ありません。理由を御訊きしても良いでしょうか…? (2019年1月27日 6時) (レス) id: b56c1459fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜花 | 作成日時：2018年5月1日 0時
