22個目の扉 ページ27
徳川side
『先にアンタ達､私の席、座ってた。なら私がお前､ゴリラの席を貰うのは当然、だし､席が替わる事を席替えって言うんだから、席替えしたで､あってる』
『そんな事も判らない程お前は馬鹿何だな』と補足すると一番後ろに居たボスゴリラが腕を振り被る
言い返せなくなったら直ぐ暴力
何処ぞのクソと同じでヘドが出る
ヘチマの脛を蹴って脱出
その為ゴリラのパンチは空振り
『ダッ………サｯ』
嫌味をたっぷり込めて嘲笑
ダサさの極みだな
鼻で笑うとゴリラは更に怒りもっかい腕を振り被る
隙だらけ
能ある鷹は爪を隠すって言うけど能ない鷹は隠す爪もないよね
ゴリラが良い例だ
回し蹴りをし様と足をあげた時後ろから「2人共そこ迄な」って止める声
『悠馬…』
後ろには悠馬
目の前には前原がゴリラの拳を掴んでる
「殺せんせーに暗殺仕掛けに行ってて状況とか全く判んねぇけど女子に暴力振るおうとしてんじゃねぇよ」
前原に続いて「後そこ､徳川の席だろ?何で寺坂が鞄置いてるんだ?」と悠馬が問う
悠馬が訊くとゴリラはチッって舌打ちし､前原の手を振り払い鞄を持ち退く
……余計な真似を…
キッと悠馬を睨むと悠馬は気付き「大丈夫か?」と心配してる様な顔をする
『…何が?』
「寺坂達に殴られてないか?ごめんな、注意するの遅くなって。良くそこまでって注意した時やめたな」
「偉かったな」って言いながら頭を撫でる悠馬
別に注意して欲しい何て思ってないのに…何この勘違い野郎…
……イケメンかよ
「え?」
『あ?』
いきなり悠馬の驚いた様な声が聞こえ不審に思い見てみると悠馬は顔を赤くし戸惑ってる
…何?何で戸惑ってるの?
「えっと…あ､ありがとな?」
『何が?』
いきなり礼言われる筋合い無いんだけど…
意味判らず首傾げる私に悠馬が「その…褒めてくれて」と補足
褒めて……?……ぁ…もしかして…
『声､出てた?』
私の確認に悠馬がコクンと頷く
途端 顔に熱が集まった
『何それ……恥ずかしっ…』
恥ずかしい上に最悪だ
面に集まった熱を逃がす為顔を手で扇ぐ
悠馬も恥ずかしいのか､クシャクシャッとさっきより少し雑に頭を撫で始めた
『悠馬…髪､グシャグシャになる…』
そう言うと悠馬は「ご､ごめんな?!」と慌てて謝罪
『別に…』
「お前等…カップルみたいだな…」
目線を逸らした時前原の馬鹿な発言
『ッはぁ?!なっ､何言って…?!』
思わず過剰反応
私と悠馬がカップルとか…有り得ない
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 138人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
菜花 - カスタードプリンさん» 閲覧ありがとうございます。今作品のテーマ、又、徳川ちゃんの台詞等では【人間の心理】についてですので共感とまではいかなくとも、少しでも「あー、確かに」と思って頂ければ幸いです (2018年7月6日 14時) (
レス) id: fc1de63143 (このIDを非表示/違反報告)
カスタードプリン(プロフ) - 最初に書いてあった事が私の思ってる事と一致しすぎてビックリしました。 (2018年6月27日 21時) (レス) id: 195311910f (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 天綉狐さん» 菜花さんの作るストーリー面白いですよね。浅野君sideだけは沢山力入れてます！いやもう浅野君好き過ぎて。業君落ちじゃなくなるかも…(( あ！説明ありがとう御座います！徳川ちゃんは物の役割って事ですね！！少し､どういう意味か気になっていたので説明有難いです！ (2018年1月19日 6時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
天綉狐(プロフ) - サヤさん» 面白いよ…(ニヤケが止まらない気持ち悪い奴です()多分カルマと浅野君の間接キスってカルマが夢主ちゃんに付けたキスマを浅野君が上からもっかい付けたからじゃないですかね？(長文&意味の分からない説明マジでｺﾞﾒﾝﾅｻｲ) (2018年1月19日 1時) (レス) id: 6174e20bdd (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 深夜さん» ……………はい??間接…キス…ですか?業君と浅野君が…?…え？しました…かね? (2017年11月1日 2時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：菜花 | 作成日時：2017年4月26日 21時
