【刀剣乱舞】足りない。【ヤンデレ】 (ページ4)

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異端ページ4

『燭台切光忠、歌仙兼定…料理の得意な刀剣』

『鶴丸国永…驚かす事が趣味』

「……なんか違うよなぁ……」

倉庫から引きずり出した、パソコンの画面を見ながら一言だけ呟いた。

「光忠は料理なんてしないし……国永は大人しいし…」

そう。今日の朝の模様を見たら分かると思うが、光忠は料理なんてしない。朝餉の支度は殆ど歌仙がやっている。
国永も同様に、驚かす事なんて、滅多にしない。

矢張り、"何かが足りない"

此処に来て、もう1年だが、未だに刀剣達の真髄には触れられて居ない、ような気がする。

例を言えば、偶に虚無の瞳で桜の木を見詰める清光。何かを愛おしそうに見詰める髭切。

そして、『未だに呼ばれる"枸橘"と言う名』

「……っと、何だろう、此の記事……」

ぼーっと、パソコンをスクロールしていると、目に止まった或る記事。

見出しには『刀剣達の裏切りか？！本丸焼失の訳』

「へぇ、こんな事件があったんだ…」

『ーーーーー審神者は、その際』

そこまで目を通すと、手をピタリと止め、目を見開いた。

『ーーーーー審神者は、その際に四肢と胴部を何者かに切断され、政府は刀剣達の裏切りと見て調査を進めている。』

こんなに怖い事はあるだろうか？

いつ刀剣達が狂って仕舞うかも分からない。

そんな今に、こんなに怖い事は無いだろう。

私はパソコンをパタリとシャットダウンすると、気晴らしに庭園へと散歩へ向かった。