私と君と、君とあなたと(２) (ページ6)

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マスターの病気を知ってから

わたしは出来る限りマスターに会いに行った。

おばさんは受験シーズンなんだから無理しないでと言っていたが、

受験を理由にあまり会いに行かなかったらきっと後悔するような気がして、、。

それにマスターとおばさんに会うと元気になれた。

だからその時は学校での嫌がらせは忘れられた。

わたしは無理して会いに行っている訳じゃなくて、

自分の為にも、元気になるから会いに行ってた気がする。

そしてある放課後、

わたしはこの日学校で少し勉強をして帰ることにしていた。

集中して勉強していたら気づいたらあたりは暗くなり始めていて

わたしは急いで帰る準備をして帰る前にトイレに寄った。

そこで事件は起きた。

わたしがトイレの個室に入ったあと頭上から"バシャー"と

大量の水が降ってきたのだ。

思わずビックリして"キャー"と声を出しながら後退りすると

数人の笑い声が聞こえて

あー、あの３人の仕業かと妙に納得した。

女3「あんたが悪いんだからね。」

女1「あんたがいつまで経っても別れないから頭を冷やしてあげたの。

いい加減気づきなさいよ。」

女2「ほんとそう。次はどうなるかな〜。笑」

女1「さっ、帰ろ〜」

その声と共に先程まで水が入っていたであろうバケツが

わたしの足元に大きな音を立てて落ちてきた。