私と君と、君とあなたと(１) (ページ43)

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花火が打ち上がるまで時間があったので、ひとまず出店を見て回ることにした。

途中お腹も空いてきたので

たこ焼き、肉巻きおにぎり、ベビーカステラ、かき氷、いちご飴と

お腹いっぱいだよ〜なんて言いながら2人で半分こしながら食べた。

お腹も満たされて適当にフラフラ歩いていたら射的を発見して

やったことのなかったわたし達はやってみることにした。

だが上手く当てることが出来ず、

A「射的難しい〜。1個も落とせなかった〜。」

紫耀「当てるの難しいよね。次、俺やってみる！

Aちゃんどれが欲しいの？」

A「、、ディズニーのチケット。紫耀くんと行きたいなって思って、、。」

紫耀「よし！！！絶対取る！！！」

しかし紫耀くんが取れたのはディズニーのチケットではなく、

おもちゃのでっかいキラキラしたやつがくっ付いてるペアの指輪。

それでもわたしは紫耀くんが取ってくれたその指輪が

すっごくすっごく嬉しくて指に嵌めたりして何度もその指輪を見ていた。

すると、

紫耀「ディズニーのチケットが取れなくて残念だったけど、

Aちゃんがおもちゃの指輪にもすごく喜んでくれて嬉しい。

取れて良かったーーー！」

そう言って紫耀くんも同じくおもちゃの指輪を嵌めた。