私と君と、君とあなたと(１) (ページ38)

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先生の雑用の仕事を終えて時計を見ると18時を回っていた。

思っていたより時間がかかってしまい荷物を取りに急いで教室に戻ると

A「え？！紫耀くん？！」

紫耀くんはわたしの席に座って机に頭を置いて寝ていた。

そんな紫耀くんに"綺麗な寝顔"なんて言いながら髪の毛を触る。

紫耀「ん〜〜。」

A「ふふ。おはよう、紫耀くん。待ってくれてたの？」

紫耀「、、、」

紫耀くんからの返事はなく、お口を少しプクッとさせている。

A「あれ？紫耀くんもしかして怒ってる？」

紫耀「俺は怒ってる！AちゃんLINE見てないでしょ？」

ハッと思いポケットに手をやるがケータイは入っておらず、

バックの中にケータイが入っていた。

ケータイの中を見ると紫耀くんから何件もLINEが入っていた。

【待ってるから一緒に帰ろ？】【どこでやってるの？】

【もしかして1人？】【手伝いに行くよ！】【おーいっ】・・・

A「ごめん、紫耀くん。かなり待たせちゃったよね？」

紫耀「、、、」

何も反応しない紫耀くんにわたしは軽くキスをして

A「許して？紫耀くん」

紫耀「もう〜怒ってたのに〜！！」

そう言って紫耀くんはわたしを机の上に座らせて

甘くとろけるようなキスをした。