私と君と、君とあなたと(１) (ページ29)

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紫耀side

パラパラとめくっていると1人1人写ってる個人写真が出てきた。

そこにはニッコリ笑ったAちゃんが居た。

いまより少しだけ幼かったけど変わらずかわいい彼女に思わず

紫耀「か、かわいい、、」

と言ってしまった俺にAちゃんは恥ずかしそうにしていた。

A「やっぱりまじまじと見られるの恥ずかしいな。

もう、おしまい！！」

と言いながらそそくさと

アルバムをしまおうとするAちゃんがとても可愛くて

紫耀「やだ！もうちょっと見せて」

と、Aちゃんの手からアルバムを取った瞬間

取られると思ってなかったAちゃんはバランスを崩して

俺に覆い被さるように倒れてきた。

A「あっ！ごめん！！頭とかお尻打ってない？？」

なんて言いながら離れようとするAちゃんの手首を俺は

掴んで引き寄せた。

そんな行動に驚いたのか

A 「え？！ちょ、紫耀くん？！」

なんて言いながらAちゃんの顔が赤くなっていく。

紫耀「俺はどこも打ってないよ。」

そしてAちゃんの手を俺の心臓に当てて

紫耀「俺ばっかドキドキして悔しいからちょっと意地悪した」

A「わたしだってずっとドキドキしてるもん、、。

でも紫耀くんさっきから平気な顔してるから

わたしも普通にしないとって思って、、、。

だけど紫耀くんの心臓すごくドキドキしてる。」

改めて言われると恥ずかしくて

自分でも顔が赤くなっていくのが分かる。