私と君と、君とあなたと(１) (ページ24)

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紫耀くんとばいばいして家に帰る途中

さっきのことを思い出して笑みが溢れそうになる。

わたし紫耀くんと付き合えたんだ、、、。

紫耀くんに優しくされるたびに好きだと実感して

胸が苦しくなってもうどうしようもなくて

思い切って告白しようと思ったら紫耀くんに告白されて、、、

まさか同じ気持ちだったなんて想像もしていなかったから

すごく嬉しくて嬉しくて、、、。

A「紫耀くんだいすき、、」

1人歩きながら思わず出てしまった言葉に恥ずかしくなり

走って家に帰った。

次の日、

今日も朝からバイトがあり準備をして出掛ける。

紫耀くんは部活オフって言ってたな、

バイトが終わったら少しでも会えないかな、

なんて考えながらお店に着く。

A「おはようございまーす、よろしくお願いします。」

マスター「おはよう。今日もよろしくね。」

おばさん「おはよう、今日はAちゃんの好きなチーズケーキだよ」

A「えーー！嬉しい！！

わたしおばさんのチーズケーキ大好き！！！！」

おばさん「ふふ。Aちゃんありがとね〜」

おばさんは嬉しそうに“ありがとう"なんて言ってくれるけど

ありがとうはこっちの方だ。

おばさんのチーズケーキは本当に美味しくて

このお店でも販売して欲しいくらいなのだけど

おばさんはお金を貰うほどのものじゃないから、、

なんて言ってた。