私と君と、君とあなたと(１) (ページ12)

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A 「あ。平野くんからLINEきてる」

わたしが送ったあとに5分後にはLINEがきていたようで

それを返信していたらなんだかんだLINEが続いてしまい

気づいたら日付が変わっていた。

(好きな人とのLINEってあっという間なんだな)と思いながら

最後の文におやすみと送りわたしは寝ることにした。

寝るのが遅かったためか8時過ぎに目が覚めケータイを開く。

最初の文に"おはよー"と書かれた平野くんのLINE。

7時にはLINEがきており帰宅部の自分は忘れていたが

平野くんは今日部活だったとハッと気づく。

A 「部活だったのに遅くまで悪いことしちゃったかな」

そんなことを言いながらLINEを返して

11時からのバイトに備え準備を始めた。

わたしのバイト先は家の最寄り駅と学校の最寄り駅の間にある

喫茶店で働いている。

老夫婦が趣味で営んでいるので土日の11時から17時の営業のみ。

だが、たまに平日もやっていたりいなかったり。。。

そんなお店はほぼ常連の人達しか来ないのでとても働きやすい。