妹5日目 ページ7
さとみ君に連れられてきたのはとあるショッピングモール。
そしてあるところを見てAが
『嫌。こんなとこ。ほら、あっちにユニ●ロあるからそっち行こ。』
と、拒否するA。
そう。ここは今流行りのブランドの洋服店。
ザ・量産型系のものからわりとクールなものまで売っている幅広い店。
「そー言わずに。ほら、この服とかこの前の握手会で着てる子多かったな。Aどう?」
『こんなの可愛すぎて無理。』
「あ、これは?」
そしてAを無視しつつ服を見るさとみ君。
「(ふぅん…最近は服の種類沢山あるなぁ。)」
ぽけーっと眺めてるとさとみ君が話しかけてきた。
「なぁころん、A、これよくね?」
そう言って出されたのは量産型のブラウス。
「お、いいじゃん。」
『…ピンクでフリルじゃん。無理。』
「えぇー!?じゃあ何がいいの?」
さとみ君が音をあげる。
『極端なんだよ…ほらこんなのでいいから。』
そう言って店の端っこにあった地味目のジーパンとパーカーを出す。
「えぇ…地味くね?な、ころん。」
「別にどれでも…」
『別にころんのお下がりでもいいけどさ。』
「それはダメだろ…。」
えぇー。とぶつぶつ言うA。
「ころんは?何かAに似合いそうなの見つけた?」
「えぇ…あ、これとかは?」
そう言って出したのはゆるいスウェットとスキニーパンツ。
スゥエットはベージュ色で下に行くほどすぼんでいる形。
自分の好みで、ダメ元で出してみる。
どーせ可愛い過ぎると拒否されるかもだけど。
『……これだったらまぁ、着るかも。』
意外な答えが出て変な声が出る。
「マジか……俺と何が違うんだ?」
『いや見たらわかるでしょ。フリルがあるかないかとピンクがあるかないかでしょ。』
「いやいや〜。ピンクは入れようぜ」
『入れたくないわ。』
「ちぇっ。」
口を尖らせるさとみ君。
「じゃあこれでいい?A。」
『うん。』
こくりと頷き、その服を持つ。
…僕の服選んでくれてちょっと嬉しかったのはまた別の話。
「19000円となりまーす。」
「え、高。」
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なっち@うるる巫女花見あおぞら。:°??*(プロフ) - 環さん» ですね、!← (2021年1月16日 18時) (レス) id: 8cb8225128 (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - なっち@うるる巫女花見あおぞら。:°??*さん» やっぱ私達運命なんだ((何言ってるんだ (2021年1月16日 18時) (レス) id: 064e088947 (このIDを非表示/違反報告)
なっち@うるる巫女花見あおぞら。:°??*(プロフ) - るぅとくんの許嫁から来ました!やっぱり環さんの小説は面白いです、、!これからも頑張ってください(*^^*) (2021年1月16日 12時) (レス) id: 8cb8225128 (このIDを非表示/違反報告)
桜あやや(プロフ) - 環さん» それな(^ω^) (2021年1月9日 11時) (レス) id: 90426be14c (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - 桜あややさん» それは所謂bのl……??((ノマカプだよね?? ツンデレ最高() (2021年1月9日 7時) (レス) id: 064e088947 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:環 | 作成日時:2021年1月4日 14時