赤い噛み跡_4* ページ6
「愛してるA…何があってもお前を離す気はない…」
ボソリと呟いた零は恍惚とした表情を浮かべて笑った。玄関のドアの窓から差す光が零の目を照らした
妖しく、だけれど艶やかに微笑む零は本当に色っぽくて息がつまりそうだ
「ベッド行くぞ」
すっかり力が抜けて立てない私の返事は待たずに零は私を抱きかかえて寝室へ歩き出した
_______
「いっ…」
寝室に着いた途端ベッドに投げ出される。
ベッドとは言え流石に痛い
だが痛みに顔を歪める間も無く零が私に覆いかぶさった。
「優しくはできない。悪いな」
上にいる零はもう既に余裕がなくなっているようだった。
熱を孕んだ目に見つめられ、自分まで気分が高潮してくる。零の荒くなってきた吐息を塞ぐかのように次は私からキスをした。
零は一瞬、驚いたように目をた見開たたがすぐに妖艶な光を目に浮かべ私の頬に手を添えて舌を絡めてくる。
互いの唇の感覚が無くなってもう何が何だかわからなくなる。熱で唇が溶けてしまって一つになった
んじゃないかなんて、馬鹿なことまで考えてしまうほど。
息が切れても少しだけ口を開けて息を吸ってキスを続行した。
酸素と混じって零の生暖かい息がかかるのにさえ興奮を覚えてしまう私は本当に変態なんじゃないか。
身体の中に熱い火でも燃えているようだ。
ただ今は、零に触れていたい。
零を感じていたい。
閉じていた目をうっすら開けるといつもは見られないような零の姿。
頬が赤く染まっていて、目に灯る光は野獣のようだ。白いシャツに滲む灰色はきっと混じりあった唾液。
「…っはぁっ…はぁっ」
やっと離れた唇に触れるとビリリと痺れる。
…離れたくない。まだ…“していたい”
どちらかともなく互いの服に手を伸ばした。まるで何かに駆られるかのように零のシャツのボタンを外していく。
零はスカートのホックを、ピンッと音を立てて外した。
「どうして欲しい?」
「え?」
「俺に何してほしいんだ?」
…本当に意地悪だ。降谷零は。
楽しそうにスカートのチャックを下ろしながら問う。
だけど…幼馴染はそんなすぐ素直になれないんだよね。
「強いていうなら…はやくゴムつけて」
「…上手いお願いだな。少し残念だが。
まぁ、俺達なんてこんなものか。
覚悟しろよA。
一生感じられなくなるほど、滅茶苦茶にしてやる」
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紅葉(プロフ) - てか待ってお気に入り登録したいのにまさかのお気に入り人数が「2019」なんですけど崩したくねぇえ!!……だがごめんなさい、崩します。来年(2020)にします! (2019年1月27日 8時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 小3の2人かっけぇ…!ごめん赤井、全然比にならないわ…(小3に負けた赤井)! (2019年1月27日 8時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
美八ノモナカ - 小3でもかっけぇかよあの2人。 (2018年8月31日 5時) (レス) id: 271d5d9412 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 最後のやつ、ヒロかっけぇ (2018年8月10日 20時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)
杏子 - えぇ(困惑 (2018年7月15日 21時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋音 | 作成日時:2018年6月19日 0時