赤い噛み跡＿１ ページ3
「おかえり」
ドアを開ければ壁にもたれかかっている零。
微笑を浮かべてはいるのものの、その表情から苛立ちは隠し切れていない。
「彼氏放って朝帰りとはいい度胸だな」
そう言い歩み寄ってきた零の動きは速かった
今さっき後ろ手に鍵を閉めた私の手に自身の手を絡めて壁に押し付ける。
一瞬にして詰められた距離は本当に狭くて。
吐息すらも唇に感じてしまうほどに近くに彼はいた。
「で？この跡は誰に付けられた？」
シャツから見える首筋にははっきりと赤い跡、キスマークが見えているのだろう。
言い訳はしない。それこその最大の懺悔
「それは…」
「堂々と浮気か？まだ匂う位石鹸の匂いがする。ということは本当に今さっきまで一緒にいたみたいだな。
一夜過ごしてシャワーを浴びてからここへ来たということか？」
「零、本当にごめんなさい。少しでいいから話…聞いて」
だんだんと手を握る力を強めていく零は今まで見た中で一番怖い顔をしていた。
痛みに顔を歪めながらも全て話す。
零の色仕掛けを見ちゃったことも、バーに一人で行ったことも、赤井にあったことも、赤井に抱かれたことも。
全部全部、話した。
「本当にクズだよね私、言い訳しないって決めてたのにお酒のせいにしたり零のせいにしたり…
零、私はあなたの信頼を裏切ってしまった。
気が済むまで殴って殺してくれても構わないよ、許してなんて言わない…でも本当にごめんなさい」
手は強く握られすぎて甲が真っ白になっていた。
彼の目は深い海のような色で感情が読み取れない
いつまでも続きそうな沈黙は零が破った。
「…殺すわけないだろう？お前は…俺の女だ。
だが、今回は穏便に済ますことは出来なさそうだ」
握っていた手をするりと解いて彼は指先を舐めた。
艶やかでそしてその動作は今から始まる“何か”の予兆を示していた。
「さぁ、本当にすまないと思っているんだったら啼け」
ワイシャツに手をかけ、私の耳元でそう囁いた彼の声は今までにないほど熱を孕んでいた
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紅葉(プロフ) - てか待ってお気に入り登録したいのにまさかのお気に入り人数が「2019」なんですけど崩したくねぇえ！！……だがごめんなさい、崩します。来年(2020)にします！ (2019年1月27日 8時) (
レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 小3の２人かっけぇ…！ごめん赤井、全然比にならないわ…(小3に負けた赤井)！ (2019年1月27日 8時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
美八ノモナカ - 小3でもかっけぇかよあの2人。 (2018年8月31日 5時) (レス) id: 271d5d9412 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 最後のやつ、ヒロかっけぇ (2018年8月10日 20時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)
杏子 - えぇ(困惑 (2018年7月15日 21時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋音 | 作成日時：2018年6月19日 0時
