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それは5年間2人で活動してきて、初めて聞くジェミニヒョンの本心だった。ヒョンもこの現状に納得できずにいながら笑顔で受け入れていたんだ。
ヒョンにとってはきっと、8人グループの1人が脱退するような気持ちなんだろう。
でも周りの人から見たらなんの変化も無い訳だし、苦しみながら受け入れるのは今日で最後になるんだからいいじゃないか。
「…でも、それは今日で最後だよ」
俺が低く呟いた声に、ヒョンは俯いていた顔を上げて俺を見た。綺麗な瞳からこぼれ落ちた雫が頬を伝った。
「…Aッ」
「ヒョン、呼ばないで」
「やだ」
「ヒョン」
「やだよ！」
大きく叫んだヒョンは、スマホを持っていない手で俺の腕を握った。その手は震えていて、22歳の大人だとは思えないほどか弱く見えたんだ。
「お願いだから、いなくならないで」
「俺、耐えられない」その言葉が俺の鍵をかけていた感情を揺さぶる。
やめてよ、もう引き止めないで。
まだここにいたくなってしまうじゃないか。
「…ヒョン。今までヒョンのお陰で沢山の思い出ができたんだ。俺にとって悪いことばかりじゃなかったんだよ。
みんなが俺を俺だと思ってくれてなくても、それでもこの世界にいる証を残せただけで、俺は幸せなんだ」
だから、もうこれ以上引き止めないで。
「だから泣かないで？俺はいつだってヒョンのことを見てる。
ヒョンが俺の全てを知ってくれていたように、俺もヒョンの全てを知ってるから。不安になることなんてないよ。ヒョンならこれからもやっていける」
今の俺に出来ることは、目の前のナジェミンの背中を押すことだけ。その先に明るい未来しかないって、俺は知っている。
ジェミニヒョンはすごく悲しそうに、でもすごく綺麗な笑顔で笑った。
「俺の方が年上なのに、いつも励まされてばかりだよ…今までありがとう」
「うん、こちらこそ今までありがとう。楽しかったよ」
広げられた両腕に飛び込む。優しく抱きしめてくれたヒョンの体は以前より分厚くなっていて、健康になったんだなと安心した。
「大好きだよ」
「うん、俺も」
大好き。そう呟いた俺の声はジェミニヒョンにしか届かない。でも、それでいいんだ。
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ジュン(プロフ) - えみさん» 3月から4月への変わり目は特に忙しいですよねTT お気になさらないで下さい！お疲れ様です😊 了解しました！では私の方からえみさんの方にメッセージを送らせて頂きますね！ (2022年4月4日 23時) (
レス) id: 2f0aad5d81 (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - ジュンさん» 月末月初で忙しくしてました😭返信遅くなりごめんなさい。。色々と調べていただきありがとうございます！ご提案いただいた方法で大丈夫です。ありがとうございます！ (2022年4月3日 17時) (レス) id: 9192d71aff (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - えみさん» えみさんと私の間でしか見れない内容で会話をすることができるようです。ですので、その方法でも宜しいでしょうか？気になることや不安なことがありましたら気軽に言ってくださいね！💚 (2022年3月31日 4時) (レス) id: 2f0aad5d81 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - えみさん» いえいえ！お気になさらないで下さい！お声をかけてくださった事をとても嬉しく感じていますから😊調べてみたところ、プロフを作っていれば使えるこみゅ(COMMU)のメッセージ機能を使うと、 (2022年3月31日 4時) (レス) id: 2f0aad5d81 (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - ジュンさん» こちらこそご迷惑をおかけして申し訳ございません。素敵な作品をありがとうございます🥺 (2022年3月30日 19時) (レス) @page8 id: 9192d71aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジュン
| 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/baekotowhani/
作成日時：2022年3月27日 23時
