きゅう�� ページ11
「じゃあ、部屋の事なんだけど_____」
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落ち着いた私達は、向かい合って今後の話をし始めた。
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ぬるくなった紅茶を一口飲むと、さっきよりも甘いような気がしてまた口角が緩んだ。
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こんな素敵な人と二人暮らし出来るなんて_____...
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「二階の私の向かい側の部屋を使ってくれるかな？」
「分かりました」
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荷物とかどうしようかな...。
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「あと、施設の人にはちゃんと連絡してね！」
「はい、荷物も近々取りに行きますね」
「分かった、あー、もう今日からでも住みたい？」
「いやっ、迷惑だったらいいんですが！できれば...」
「もう、遠慮しないの！全然いいよ！連絡さえしてくれれば」
またあたふたする私の頭を苦笑しながら撫でる立花さん。
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「なんだか、楽しみです」
その優しい手つきにふにゃりと口元を緩めてそう言う。
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「えっ、何が何が？」
「立花さんみたいな素敵な方と二人暮らし出来るなんて_____」
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そう言って、立花さんの方を見ると思い出したように急に罰の悪い顔になった。
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えっ、何だろう...私何か言ったのかな...？
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少し不安になっていると、目線を泳がせながら立花さんが口を開いた。
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「実は...この劇場ね、劇団限定の団員寮がついてて今入ってくれてる五人の団員も一緒に住んでるの。だから、多分これからも増えていくと思う...あとこの劇団は男性限定」
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「へぇ！そうなんですか______」
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って。
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「ええええええ！！？？」
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作者名：オムライス.? | 作成日時：2017年2月26日 20時
