じゅうはち�� ページ20
※ここからは夏組ストーリーのネタバレがあります！まだ呼んでいない方はご注意を！※
＊---＊---＊---＊---＊---＊---＊---＊---＊---＊
私達は、劇場の中でオーディションに来る人たちを待っている。
.
劇場の中は思ったより広くて、綺麗でとても素敵な会場だった。
.
.
「オーディション来てくれるかな...」
ポツリとこぼした私の言葉に、いづみさんが反応する。
.
「来てくれるって！今回は何人かスカウトとして声かけてるし！」
「スカウト...ですか！なんだかカッコいいですね」
「でっしょ〜」
にかりとイタズラっぽく笑ういづみさんが可愛くて、こんな顔碓氷さんには見せないだろうなぁと思うと少しばかり優越感を感じてしまった。
.
.
___ガチャリ
.
.
すると、ドアの開く音がして2人の男性...いや男女が入って来た。
.
.
.
「こんちはー」
「どーも」
.
.
1人は見るからにチャラそうな容姿の男の人、もう1人は可愛らしい服を着た女の子...だよね？
でも女の子にしてはハスキーな声だ...。
.
.
女の子が来た事にびっくりして、思わず咲也くんにこそりと小さく声をかける。
.
「この劇団って、女の子OKだっけ...？」
「え、...ああ！そうそう、幸くん...あの緑の髪の子は男の子なんだ」
「っえ！？そーなんだ！？」
.
新たな新事実に話す声が大きくなってしまった。
.
.
いわゆる、男の娘ってゆうやつかな...
なんか、女の私より可愛い気がする...。
.
そう考えているうちに、2人の入団が決まったようでいづみさんが喜んでいる。
.
.
「ゆっきーっていうんだ？かわいーね！オレ三好一成！連絡先交換しよ！」
「...ちなみにオレ、男だから」
「そうなんだ？かわうぃーね！」
「......このコミュ力高男と同じ組？」
「う、うん。でも大丈夫！悪い子じゃないから！たぶん！」
三好さんは幸さんに猛烈アタック中で、...あ、やっぱり男の子だったんだ。
.
幸さんは褒めちぎる三好さんを軽くあしらっている。案外クールなのかな？
.
.
まぁ、一気に2人も決まってよかったな。
.
.
.
.
.
「あの！！」
.
ふいに後ろから弱々しい声が聞こえた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 559人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：オムライス.? | 作成日時：2017年2月26日 20時
