FILE.121 ボディーガード ページ21
「確かにミステリーと聞くと興味が湧きますが....私はその日丁度予定が入っていますので、そのチケットは遥さんがお受け取りください。」
「そ、そうですか....じゃあボウヤは?」
『僕、行きたい!!』
「そう言うと思った。さてはボウヤ、こういうミステリー系大好きでしょ!」
『うん!!』
◇◆
『ミステリーヴィレッジのこと?』
「そうそう!...あれって確か今週でしょ?」
『そうだけど....でもどうしてやめるの?』
「だって、少なくとも今日から一週間のうちは学校から不要不急の外出を控えてって言われてるし....いくら遥さんがついてるといっても、ちょっと心配で...」
そういや休校になるんだったっけ....
今日の朝聞いたことなのにすっかり忘れてたな。
『そっか、じゃあ....せっかく誘ってもらったけど、断っておくよ。』
19世紀ロンドンの街並みを再現した施設で推理アドベンチャー....本当はめちゃくちゃ行きてーけど....
蘭に心配かけるのもな...
それにどの道、組織の目が光っているうちは遊びになんて______
「それなら、僕がボディーガードになりましょうか?」
『え?』
当たり前のように扉を開けて入ってきたのは、安室さんだ。
ここ探偵事務所じゃなくて蘭の家だけど....
「すみません、突然入ってきてしまって....ポアロで食材が少し余ったのでサンドウィッチのおすそ分けにと思って来てみたら、鍵が開いていて.....」
あ、俺鍵閉めるの忘れてたかも....
組織のことで動揺しすぎるのも大概にしねーとな....
安室さんは、これどうぞ、と持ってきたサンドウィッチをテーブルの上に置いた。
てかそれ、本当に余り物で作ったサンドウィッチか?
「ありがとうございます!......あの、さっきの...ボディーガードって?」
「ああ、すみません、少し盗み聞きしてしまいまして....コナンくんが遥さんと2人でミステリーヴィレッジに行かれるって話でしたよね?」
『うん、そうだけど...』
「実は今日のお昼、遥さんがポアロに来てお話してくださったんですよ。ミステリーヴィレッジのペアチケットのことを。
それで調べてみたら、小学生以下は同伴の場合のみ1名まで無料と書いてあったので、実質ペアチケットの片方が余っている状態だったんです。
そこで、僕がその枠に立候補したら、快く承諾していただけたので....」
『僕と遥さんと安室さんの3人でミステリーヴィレッジに?』
FILE.122 昏天の村-ミステリーヴィレッジ-[入村] (1)→←FILE.120 証人保護プログラム
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凛音 - 面白かったです!でもこれで終わりなのが寂しいです。 (10月8日 20時) (レス) @page23 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
かるぴん(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!大変だとは思いますが、更新楽しみに待っています!! (5月11日 18時) (レス) @page23 id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
アリアス - 凄く面白いです。Twitterフォローさせて頂きました。固ツイの部屋の情報とてもありがたいです。更新無理なさらず……楽しみにしています (2022年7月4日 19時) (レス) @page37 id: 14e0364a88 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - すごく面白いです!! 第1話から ぶっ通しで読んで 気づけば朝になってましたw 更新停止なのが勿体ない!続きが書かれる事を願ってます (2022年4月28日 7時) (レス) @page37 id: 41374f889f (このIDを非表示/違反報告)
こぎつね(プロフ) - すごく面白いです!1章から一気に読んでしまいましたw更新楽しみにしてます! (2022年3月15日 10時) (レス) @page37 id: b879b0bfc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:+G | 作成日時:2021年8月16日 11時