FILE.105 サヨナラ ページ5
煙幕に包まれた屋上を背に、キッドは私を抱えながらハンググライダーで美術館から飛び立った。
「ひ〜〜、おっかねえな。何なんだ、あの糸目の兄さん...」
こうは言ってるけど、あのトランプ銃に煙幕を仕込んでいた時点で、キッドは全て予測済みだったんだろうな。
『....それより、よかったんですか？催眠爆弾とか置いてきちゃって....アレ、成分とか製造元とか調べられたらまずいんじゃ...』
てか.....関係ないけど、めっちゃいい匂いするなこの子.......
「問題ねえよ、あれはピンポン玉に色を塗っただけのただの玉...........ま、ちょいと細工させてもらったけどな。」
『細工？』
ーーコナンsideーー
『ゲホッゲホッッ』
キッドの煙幕がようやく晴れた時、その姿は星空の彼方に消えていた。
「ボウヤ、怪我はないか？」
『ゲホッ...う、うん。赤井さんは？』
「心配ない。それよりも....彼はこちらにメッセージを残していったようだ。君も読むといい。」
『え？メッセージ？』
赤井さんが指差したのは、さっきキッドが置いていった5つの催眠爆弾。
____ん？裏に文字が....
サ、ヨ、ナ、ラ、____''♡''
.............『アイツ__________！！！！』
ーー飯田橋sideーー
な、なんか、コナンくんの悔しがってる顔が見える気がする...
ごめんねコナンくん....
「それにしてもお姉さん、なんであっちに行かなかったんだよ？」
『え？』
「あんたほどの人なら、オレの隙をついてアイツらの方に逃げることも出来ただろ？」
『わかってるくせに聞かないでくださいよ。''条件''的に不可能じゃないですか。』
「ははは、それは失礼しましたねっ.....と。」
『で、話は？出来れば早く終わらせてもらいたいんですけど...』
「どうしてです織姫様？彦星とのフライトはお気に召しませんか？」
『はいはい、お気に召すお気に召す。景色のすこぶる良いことで。でも君の織姫様は私じゃないですから！』
そういうのは青子ちゃんに言ってあげなよ。
「へー、アンタ結構明るいじゃねーか。ますます謎だな。」
『.....』
「じゃ、姫のリクエストにお応えして少々お話をさせていただきますが.......
私はあなたに変装する為、本日早朝よりあなたを観察しておりました....そのことは貴女もお気づきのようでしたが....
どうしてそこで___________
______________
_______ 」
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凛音 - 面白かったです！でもこれで終わりなのが寂しいです。 (10月8日 20時) (
レス) @page23 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
かるぴん(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！大変だとは思いますが、更新楽しみに待っています！！ (5月11日 18時) (レス) @page23 id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
アリアス - 凄く面白いです。Twitterフォローさせて頂きました。固ツイの部屋の情報とてもありがたいです。更新無理なさらず……楽しみにしています (2022年7月4日 19時) (レス) @page37 id: 14e0364a88 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - すごく面白いです！！ 第1話から ぶっ通しで読んで 気づけば朝になってましたw 更新停止なのが勿体ない！続きが書かれる事を願ってます (2022年4月28日 7時) (レス) @page37 id: 41374f889f (このIDを非表示/違反報告)
こぎつね(プロフ) - すごく面白いです！1章から一気に読んでしまいましたw更新楽しみにしてます！ (2022年3月15日 10時) (レス) @page37 id: b879b0bfc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+G | 作成日時：2021年8月16日 11時
