FILE.39 忘れ物と落し物 ページ39
重い身体を起き上がらせ、軽くストレッチをし、空腹を満たすために冷蔵庫へ向かう。
向かっている途中に気がつく。
空だ.........
家具や服は買ったけど、あの事件のせいで食品を買い損ねたんだった......
ああもう、どうして早く気づかなかったんだろう。
お腹すいた...
またポアロでご飯でも食べようか。
いや、3食ポアロになってしまう。
あとから考えれば、3食ポアロなんて全く問題なかった。空腹が満たされるならそれでいいはずだった。
しかしそのときの私はどこかおかしかった。
何かに取り憑かれたように食品を買うことだけを考え、近くのスーパーに行くことにした。
『......あれ？』
買い物リストがない。
どこかで落としたのだろうか。
うーん......面倒だけど、もう一回書くか...
どうやらこの身体についている脳みそは優秀なようで、買い物リストを写真のように記憶していたため、今朝書いた買い物リストとほぼ同じと思われるものを書き上げることが出来た。
適当に身だしなみを整え、財布と買い物リストと鍵を持って家を出る。
毎度毎度思うことだが、この鍵についたイルカのストラップだけが妙な人間味を出していて少し引っかかる。
名探偵コナンの世界に存在する、モブの一人の人生に成り代わったのか。
それとも新しい22歳の女が突然この世界に生まれたのか。
もし前者ならば......家や友人関係から察するに、ろくな人生ではなかったのだろう。
いずれ、''自分''のことも調べたいが......
そんなことを考えながら歩いていると、意外とすぐにスーパーについた。
そのスーパーは、面積は広くないものの品揃えは良く、きっとデパート内のスーパーに劣らないくらい、食品に関しては豊富だった。
リストを見ながら中を歩き回る。
だいたいこういうのは、野菜や果物が入口近くにあって、そこから魚、肉、調味料、お菓子___とか、そんな順番で並んでいるものだ。
それにしても頭が回らない.........
寝ぼけていると言うにしては、起きてから時間が経ちすぎているし...なんだろう、このけだるさは......
簡単な概算すらままならない。
早く済ませて帰ろう......。
と、料理酒を探しに酒類コーナーに足を運ぶ。
ええと...料理酒、料理酒......
「料理酒なら酒類コーナーじゃなくて、調味料コーナーにありますよ。」
突然後ろから声をかけられた。
聞き覚えのあるあの声。
というか...
『どうして私が料理酒を探してるって...』
FILE.40 震える意識→←FILE.38 疲労と反省と憂鬱と
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Ohata(プロフ) - いや 私には700ヤード先の直径1cmの的にピンポイントで弾を食らわせる超人スナイパーに見えます。 現場からは以上です。 ←まじ笑いましたwww (10月9日 10時) (
レス) @page6 id: 6c4593a5ce (このIDを非表示/違反報告)
+G(プロフ) - 舞さん» コメントありがとうございます。頑張ります！ (2021年4月4日 11時) (レス) id: 2be049e179 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^o^ (2021年3月28日 23時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
+G(プロフ) - 星来さん» コメントありがとうございます。通知付けして頂き、とても嬉しく思います！頑張ります。 (2021年3月15日 23時) (レス) id: 2be049e179 (このIDを非表示/違反報告)
星来(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。私は何とも幸運なことに昨日こちらの作品を見つけまして、更新の望みをかけて通知付けさせて頂いたところで、再開のお知らせを新参ながらとても喜ばしく思います。コナンの沼におかえりなさい！！！楽しみにお待ちしてます！ (2021年3月15日 16時) (レス) id: 4e1206599e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+G | 作成日時：2019年4月27日 22時
