FILE.19 鳥籠の中の迷い人(2) ページ19
『ボウヤ！！無事！？』
「あ、ああ...」
大丈夫、コナンくんには傷一つついてないみたいだ。
すぐに手すりから17階の床へ降り、コナンくんを放した。
...ていうか
私どうした？
ここまで反射的に行動してきちゃったけど、ありえないほど身体能力高くない...？？
いや、高いっていうより
チート級っていうか...。
自分の動かしたいように身体が動くし
今ならきっとバク宙も余裕だ。謎の確信がある。
これもトリップ補正的なやつなのかな。
足の1本2本くらい折れてもいいかと覚悟して
エスカレーターの手すりに着地してはみたけど、
何事も無かったかのように足はピンピンしてる。
スニーカー履いてきて正解だった。
ヒールやパンプスなんか履いてきてたら今頃...
いやきっと変わってない。
なぜかわからないけど、自分の身体能力にこれ以上ないほどの自信が湧いている。
「お姉さん！！！」
コナンくんの焦った声で、現実に引き戻される。
『どうしたの？？』
「あの男、エレベーターで人質を取って1階に降りていった！また逃げるつもりだよ！！」
『エレベーター...ここから下ってっても間に合わない...！！』
単純に考えてここからエスカレーターを使っても混んでいて走れないし、エレベーターに乗っても追いつくわけがない。階段でもエレベーターの早さには追いつけない...
『ボウヤ、ちゃんと掴まっててよ！』
私は、再びコナンくんを左手に抱えてフェンスから身を乗り出す。
「え？ね、ねえお姉さん...まさか...！」
『それしかないでしょ！！』
「嘘だろ！？！？」
慌てるコナンくんをよそに、吹き抜けへと落ちていく。
普通に考えたらありえない。
私が出来るはずもない。
でもさっきので確信した。
今の私なら絶対に出来る！！
だって身体能力チートだし！！
コナンくんを必死に守りながら、エスカレーターの手すりに着地してそのまま16階、15階と滑り落ちていく。
これならぎりぎり間に合う___
それなりの衝撃を受けながらも、なんとか1階フロアへ足をつけた。
「お姉さん！！あれだよ！！」
コナンくんが指さす方向に目をやると、
人質の首にナイフを当てながらあの男が出口へ向かっていた。
コナンくんを放し、男を刺激しないように近づく。
だが男は依然こちらを警戒し、背を向けようとしない。
ここまで来たはいいけど...どうすれば...
と思ったその時、コナンくんの叫び声と共に私の視界に入ったのは___
「安室さん！！！」
FILE.20 捕えられた迷い人→←FILE.18 鳥籠の中の迷い人(1)
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Ohata(プロフ) - いや 私には700ヤード先の直径1cmの的にピンポイントで弾を食らわせる超人スナイパーに見えます。 現場からは以上です。 ←まじ笑いましたwww (10月9日 10時) (
レス) @page6 id: 6c4593a5ce (このIDを非表示/違反報告)
+G(プロフ) - 舞さん» コメントありがとうございます。頑張ります！ (2021年4月4日 11時) (レス) id: 2be049e179 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^o^ (2021年3月28日 23時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
+G(プロフ) - 星来さん» コメントありがとうございます。通知付けして頂き、とても嬉しく思います！頑張ります。 (2021年3月15日 23時) (レス) id: 2be049e179 (このIDを非表示/違反報告)
星来(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。私は何とも幸運なことに昨日こちらの作品を見つけまして、更新の望みをかけて通知付けさせて頂いたところで、再開のお知らせを新参ながらとても喜ばしく思います。コナンの沼におかえりなさい！！！楽しみにお待ちしてます！ (2021年3月15日 16時) (レス) id: 4e1206599e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+G | 作成日時：2019年4月27日 22時
