FILE.2 大嘘つき ページ2
見覚えのない休憩室のような場所に連れられ横に並んで座る。
こんな所に休憩室なんてあったっけ...
ていうか駅自体前と全然違うような...
やっとこの状況を冷静に分析し始めたところで、
沖矢さんが口を開いた。
「お名前は？」
名前...？
名前....
『えっと、飯田橋遥 です』
と、咄嗟に出てきた偽名を名乗る。
なぜ偽名なのかって？
わからなかったから。
なぜか自分の名前がわからなかった。
なぜわからないのかもわからない。
わからない。今はそれしかわからない。
「飯田橋さんですね。申し遅れました、僕は沖矢昴と言います。」
『あ、やっぱり...』
そう言うと、沖矢さんが眉間にしわを寄せたのが見えた。
「やっぱり？」
『あっいえ、何も』
うわぁ..
本当に本当の沖矢さんだ...
ま、まさか、轢かれた衝撃でいろいろあって
コナンの世界に来ちゃった！
とか...？？
え、そんなことある...？？
ある...？
いやそもそも現実世界が辛すぎて死のうと思ってたし
トリップした先が名探偵コナンの世界とか嬉しすぎるから全然大丈夫だけど！！
「失礼ですが、なぜあんなことを？」
やべっ
とにかく今は沖矢さんとの会話に集中しないと。
『あ、あんなこと？』
「先程飯田橋さんがしようとしていたことですよ。」
えっと...
それは話が長くなるから言いたくないんだけどな...
上手いこと話逸らそっと...
『飯田橋さんじゃなくて、遥でいいですよ。』
「...遥さんが先程しようとしていたことですよ」
ご丁寧に名前の部分だけ変えて言い直された。
察してください沖矢さん。
言いたくないんです。
圧。
『なんか違和感あるのでやっぱり飯田橋でいいです！飯田橋で！』
「...飯田橋さん、先程から話を逸らそうとしているように感じますが、何か言えない事情でも？」
死にたいと思った理由を初対面で言えます！？
『話を逸らしたつもりはなかったんですけど....ごめんなさい。』
嘘です。
上手いこと逸らそうとしてました。
「そうですか。こちらも失礼なことをお聞きしましたね。人には話したくない事もありますよね。」
『いえ、大丈夫です。話したくないという訳ではなくて...単に話すと長くなってしまうので。』
「それは良い。他人の長話を聞くのが僕の趣味なんです。」
聞いたことないですよそんな趣味。
校長の話大好物だったって言うんですか。
FILE.3 知らない夜空→←FILE.1 捨てきれなかった命
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Ohata(プロフ) - いや 私には700ヤード先の直径1cmの的にピンポイントで弾を食らわせる超人スナイパーに見えます。 現場からは以上です。 ←まじ笑いましたwww (10月9日 10時) (
レス) @page6 id: 6c4593a5ce (このIDを非表示/違反報告)
+G(プロフ) - 舞さん» コメントありがとうございます。頑張ります！ (2021年4月4日 11時) (レス) id: 2be049e179 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^o^ (2021年3月28日 23時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
+G(プロフ) - 星来さん» コメントありがとうございます。通知付けして頂き、とても嬉しく思います！頑張ります。 (2021年3月15日 23時) (レス) id: 2be049e179 (このIDを非表示/違反報告)
星来(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。私は何とも幸運なことに昨日こちらの作品を見つけまして、更新の望みをかけて通知付けさせて頂いたところで、再開のお知らせを新参ながらとても喜ばしく思います。コナンの沼におかえりなさい！！！楽しみにお待ちしてます！ (2021年3月15日 16時) (レス) id: 4e1206599e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+G | 作成日時：2019年4月27日 22時
